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ssh1024 志望理由書は、一人じゃ書けない [志望理由・進路選択]

<2017>
<ssh127加筆&再録>
*初出は2007年

 秋です。
 ぼちぼちアレですね。推薦入試やAO入試の志望理由書を書くシーズンです。
 
 今回、受験生のみなさんにお伝えしておきたいのは、これ。
 志望理由書は、一人では書けません。
 これ、どうしても、誰かの助けが必要です。
 助けと言っても、先生や親御さんに代筆してもらっちゃダメですよ。落ちます。

 志望理由書は「あなたの本当の気持ちを、明確な言葉にしたもの」でなければなりません。
 しかし、普段の日常生活では誰しも、自分の本当の気持ちをわざわざ「明確な言葉」にするようなことはしてません。
 するはずないです。自分の気持ちなんですから、わざわざ言葉になんかしなくったって、自分にはよくわかってます。

 問題は、志望理由書を読むのは、他人だということです。
 他人は、あなたの気持ちはわかりません。
 他人は、あなたの感覚と同じように感じてはくれません。感覚は人それぞれです。
 他人に自分の気持ちを伝えるには、言葉にするしかありません。それも、誤解されない、明確な言葉に。
 他人に理解できるような明確な言葉にするには、どうしても他人の感覚が必要です。
 自分にとっては当たり前のものでも、他人にはよくわかりません。他人とあれこれ話して、分かりあえたり、分かりあえなかったり、イライラしたり、困ったり。そういう過程を経ないと、明確な言葉は生まれません。そう、赤の他人たる試験官に、あなたのホンネがズバッと伝わるような「明確な言葉」は。

 今、志望理由書を書かなければならないみなさんに急いで伝えておきたいのは、志望理由書は、協力者といっしょに作りなさいということです。
 恐らく、それは学校や予備校の先生でしょう。もちろん、それでいいんです。
 ただし。
 この共同作業、かなり手間がかかります。
 ですから、とにかく、一番最初の原稿を作って、先生に見てもらいましょう。
 出来損ないでも構いません。とにかく、すぐスタートすることです。
 みなさんの志望理由が本気なら10回くらい書き直すと、だいぶ使い物になる志望理由書になるはずです。10回書き直すには、1日1回書き直すとして10日必要です。
 
 とにかく、すぐに作成に着手してください。へンに尻込みしていると、間に合わなくなります。
 志望理由書が間に合わないということは、出願できないor出来損ないの理由書を大学に送るということです。
 どっちにしても、合格はおぼつきません。
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