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ssh318 僕を合格させてください [面接]

<2010>

 

 面接官「最後に、自己PRをしてください。」

 受験生「先生方、どうか僕を合格させてください。僕はどうしてもここで勉強したいんです。合格にしてもらえたら、必ず頑張ります。」

 

 彼、合格しました。

 これだけで合格したわけじゃないとは思います。センターの点数や、そこまでの面接も評価されているはずです。

 

 別の生徒(これも男子生徒)は、2年生のころから地元大学の理系学部に惚れ込んで、そこだけを目指していました。

 こちらは面接で入れ込み過ぎて、かなり厳しい質問を浴びせられて落ち込んでいましたが、それでも合格しました。

 発表の日、彼は5時頃にわざわざ高校に来て、世話になった先生方全員の所に行きました。挨拶に行ったと言いたいところだけど、彼は狂喜乱舞というか興奮していて挨拶だか何だかわからんような状態でした。

 

 2人が受験したのは、いわゆる難関大学じゃありません。地道に教育活動をしている、地方の国立大学です。

 2人に共通していたのは、志願先への強烈な思い入れ。

 あそこまで惚れ込まれたら、大学側も悪い気はしないでしょう。

 もちろん、入学後やっていけるだけの力があることをセンターの点数で示してあることが前提ではありますが。 


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