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ssh694 そうりだいじんのおしょくじのけん [マスコミュニケーション論]

<2014>

 

◆◆安倍首相が高級寿司店で大手新聞、テレビ局の幹部たちと祝勝会”!? (リテラ 20141225)

 (前略)選挙から2日後の1216日、夜7時頃のことだ。西新橋にある寿司店の個室にご機嫌な様子の安倍首相の姿があった。周りを囲むのは自民党重鎮や側近ではない。時事通信の田崎史郎解説委員、朝日新聞の曽我豪編集委員、毎日新聞の山田孝男特別編集委員、読売新聞の小田尚論説主幹、日本経済新聞の石川一郎常務、NHKの島田敏男解説委員、日本テレビの粕谷賢之解説委員長といった、新聞紙面やニュース番組で名前や顔を見かける面々……。そう、この日、日本を代表する大手マスコミの政治報道のエキスパートたちが安倍首相にご招待を受けていたのである。

 この店はひとり15千円かかるという高級寿司店。およそ2時間半もの間、彼らは寿司に舌鼓をうちながら会食を続けたというが、この会合を唯一批判的に取り上げた「しんぶん赤旗」(1218日付)にはマスコミ幹部たちのこんな様子が描かれている。

「首相との会食を終えて、おみやげを持って出てきたマスメディア関係者の多くは足早にタクシーへ。

 テレビ番組のゲストでおなじみの田崎史郎時事通信解説委員が最後に出てきて、店外で待っていた記者8人に簡単なブリーフィング。(略)『完オフ』(完全なオフレコ)が条件の会食とされ、何が話し合われたかは語りませんでした」

 取材内容を一切表に出せない「完オフ」なのに、わざわざ高級な寿司店に集まり、おみやげまでもらい……。これでは、政治記者による衆院選自民党圧勝の祝勝会、いや安倍首相による「ご褒美の会」と受け取られてもしようがないだろう。

 しかも、こうした安倍首相とマスコミ幹部との会食は今回だけではない。この2年間、異常というべき回数の食事会が開かれているのだ。

 たとえば、今年の5月には同じ店で同様の顔ぶれで会食がもたれているし、昨年12月には立て続けに2回にわたって、政治部幹部や解説委員との食事会が開かれた。

 

 もっと多いのが、マスコミの経営トップとの会食だ。この2年間でわかっているだけでも、読売新聞の渡邉恒雄会長、産経新聞の清原武彦会長、熊坂隆光社長、日経新聞・喜多恒雄社長、毎日新聞の朝比奈豊社長、共同通信の石川聡社長(当時)、福山正喜社長、時事通信の西沢豊社長、フジテレビの日枝久会長、日本テレビの大久保好男社長、テレビ朝日の早河洋会長、吉田慎一社長、そして朝日新聞の木村伊量社長(当時)など、ほとんどの新聞、テレビトップと会食をしている。

 しかも、一度や二度ではない。読売・渡辺会長とは5回、産経・清原会長、熊坂社長とは3回、共同通信・福山社長とも3回、盟友であるフジ・日枝会長とは7回の会食にゴルフ旅行2回、合計するととにかく毎月12回はマスコミ幹部と会食しているのだ。

 もちろんお店はいずれも超高級料理店。たとえば、今年129日にフジテレビ日枝久会長、菅官房長官、茂木経済産業相と会食した浅草の鳥料理店「野鳥 鷹匠 壽」は「週刊新潮」によれば、レアな部位を提供する高級店で、ひとり2万円前後。201312月に産経の清原会長、熊坂社長と会食した超高級フランス料理店「オテル・ドゥ・ミクニ」もひとり3万円が相場だといわれている。

 繰り返すが、この回数は、歴代の首相と比べて異常な多さだ。テレビ局各社への通達や、批判報道への恫喝など、メディアへの強硬姿勢ばかりがクローズアップされる安倍首相だが、裏では、こういった懐柔策でメディアをがっちり取り込んでいるのである。

 しかし、情けないのは、こうした誘いに疑問を持つどころか嬉々として応じているこの国のマスコミの体質だろう。

 改めて言うまでもないが、マスコミの最大の役割は「権力に対するチェック」にある。欧米など先進国の独立メディアは現職の大統領や首相と個人的ともいえる接触を自主的に避ける。そうでなければ報道の公平公正が保てないばかりか、権力と癒着していると読者、視聴者からの信頼を失うからだ。(後略)(野尻民夫)◆◆


 


 実に好奇心を掻き立てられるネタですな。

 品性のない私としては、次のような疑問が湧いてきました。誰か答えを教えて。

  1. この会食のお会計はトータルでいくらなのか。
  2. 値引きはあったのか。VIP相手だと少しはマケてくれるのか。消費税8%までキッチリ請求されたのか。
  3. 支払いはどうなっているのか。全額坊ちゃま側のおごりなのか、会費制なのか、完全割り勘なのか、それとも何か別のルールがあるのか。
  4. 各自の支払いはどこからなされたのか。ポケットマネーか、官房機密費か、会社の経費か、カンパか。
  5. 店はだれが選定したのか。坊ちゃまの選択か、持ち回りの幹事がいて決めているのか。
  6. 店までの交通費はどうなっているのか。ポケットマネーか、主催者がタクシーチケットを切ったのか、出張旅費か、接待費などのその他の経費か。
  7. 「ご招待」はどのような形でなされるのか。メールか、電話か、書簡(招待状)か、お遣いの者が伝えに来るのか。書簡なら「お食事券」は入っているのか。
  8. ゲスト側にとって会食の位置づけはどうなるのか。職務なのか、出張扱いか、プライベートか。
  9. 同じく、晋三坊ちゃま側はどうか。公務なのか、私用なのか。
  10. 席順はどうなっているのか。一番上座には誰が座ったのか。
  11. 席に関するトラブルはないのか。産経と朝日が隣同士だったりすることもあるのか。
  12. どんな銘柄の酒を飲んだのか。一瓶で万単位もする高級日本酒だったのか、案外アサヒスーパードライだったりするのか。
  13. 酒は誰が注いだのか。注しつ注されつなのか、それともコンパニオンや仲居さんがいたのか。まさか飲み放題プランではないでしょうけど。
  14. 会が荒れることはないのか。読売日経産経vs朝日毎日でおしぼりやグラスが飛び交うような楽しいトラブルはないのか。
  15. 酒グセの悪いメンバーはいないのか。ナベツネは特に心配。
  16. 招待メンバーの選定基準はどうなっているのか。誰が決めているのか。テレビ東京は呼ばれていないのか。
  17. 完全オフレコにしなければいけない理由があるのか。なにかヤバい会話でも行われているのか。
  18. おみやげは何か。寿司か、菓子折りか、その他の物品か。菓子折りの場合、菓子の下に小判が敷いてあったりするのか。
  19. おみやげ代はどのくらいの金額か。誰がどこから出したのか。
  20. おみやげはその後どうなったのか。各自のモノになったのか、会社のモノになったのか。
  21. おみやげに安倍晋三マグカップが入っていた場合、ゲストはそれを使うだろうか。
  22. この会は定例化していないか。次の会がすでに予定されていないか。
  23. セキュリティは大丈夫か。テロリストが調理師目指して特訓中という情報はないか。
  24. 「こういう会は良くない」という政府内・社内党内・有権者読者視聴者からの声はないのか。
  25. ゲスト達に後ろめたい気持ちはないのか。
  26. 会席に生ガキは出たか。誰か当たったヤツはいないか。晋三坊ちゃまは大丈夫か。

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