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ssh1092 みちのく1.5人旅 その1 仙台編 [ご挨拶&エッセイ]

<2020>


 長男に会いに3泊で宮城〜岩手に行ってきました。往復は一人旅、岩手では二人旅の1.5人旅であります。

 1本目は途中で寄った仙台の様子。まず画像をツイートで。





 仙台に住んでたのは1981-85年。ビンボー学生の一人暮らしで比較的家賃の安い八木山(現在は太白区)に住んでいました。八木山は高台の住宅地で、青葉城址や大学のキャンパスがある青葉山との間には竜ノ口渓谷という深〜い峡谷があります。ここに架かる八木山橋はたまに飛び降りが発生する怖〜い場所です。

 八木山のてっぺんには八木山動物公園とベニーランドという遊園地があります。どちらもそれほど大きな施設ではないですが、気楽に遊びに行けるいい場所です。小さな子どもを連れた家族にも人気ですが、私の学生時代だと付き合い初めという感じの初々しい高校生や大学生がデートしたりしてました。

 その八木山動物公園まで地下鉄が通ったというので、どうしても乗ってみたかったんです。八木山は市街地とは標高差がけっこうあるのでどうしたのかな、まさか地上からホームまでエスカレーターをいくつも乗り継ぐような深いとこにあるんじゃないかとくだらない心配したんですが、地下鉄の坑道はちゃんと山を登ってました。

 にしても地下鉄東西線、感激しちゃいましたね。仙台って駅の西側はけっこう山坂の多いところで、青葉城址も東北大学のキャンパスも高台にあります。雪が降るとバイクは走れないしバスは遅れるしで通学はなかなか大変でした。東西線は仙台駅から市街地を抜けて東北大川内キャンパス〜青葉山キャンパスを経由して八木山動物公園までつながっています。地下鉄で大学に通えるようになるとはねえ。しかもあんな高台に。青葉山キャンパスの工学部の学生は「青葉山の仙人」などと呼ばれておったのですが。


 ssh1086で気仙沼での同窓会に行ったことを書きましたけど、このときは時間に余裕がなく仙台には寄れませんでした。新幹線で仙台を素通りするのがなんとも寂しくて、今回はちょっと無理して仙台に寄る時間を作りました。ほんの4時間ほどでしたが。

 仙台には大学卒業後2〜3年はときどき行ってましたが、友人や後輩にも会えなくなって疎遠になりました。久しぶりに行ったのは2000年ころ、家族で仙台七夕まつりに行きました。まだ小さかった子どもたちは「たまごっち」にのめり込んでいて、わざわざ仙台まで行ったのに藤崎デパートのたまごっちコーナーで随分時間を使ってました。今回の仙台はそれ以来です。


 仙台は開発がけっこう進んでます。地下鉄は南北線だけでなく東西線もできています。私の学生時代はバスかクルマで行くしかなかった仙台空港もJRがつながっています。今回はあまり歩き回れなかったのですが、風景はずいぶん変わりました。そんな中ほとんど変わってなかったのが八木山の風景でした。高台から海岸線を眺めると、ロクに頑張りもせず日々陰々滅々としていた学生時代が思い出されてなんともいえん気分になりました。


 みちのく1.5人旅は岩手編・秋田編と続きます。