ssh1095 オーディオ大お手入れ会 [DIY記]
<2020>
新型コロナウィルス禍で宴席やお出かけが難しい昨今であります。大変な時期ですけど、今までやろうやろうと思っていて手がついていなかった家の中のことをやるには都合がよろしい。不調が気になっていたオーディオ機器を徹底的に手入れすることにしました。
-
shirassh オーディオの内部クリーニング。
まずはマランツCD-80。購入30年にして初の開腹。
通気がない構造なので予想通りあまり汚れていない。エアダスターとエレクトロクリーナーでお掃除。 https://t.co/g6TZ0Gd6nf03/07 16:07 -
shirassh @shirassh: 頑丈な筐体にさらに補強材。リアパネル裏面は銅メッキ。とても9万円の製品とは思えん。
メッキ部分に指紋発見。組み立てた人のだろうか。 https://t.co/2m3CdYjLWF03/07 16:07 -
shirasshRT @shirassh: CD-80はマランツブランドだが製造はフィリップス。レーザーピックアップは独自のスイングアーム式。支点があるため有利という触れ込みだったが軌道が弧を描くせいかかえって読み取りのミスが多かったりする。 https://t.co/UtouYMTsiT03/07 16:07
CD-80は結婚前に買ったんで、もう30年選手です。今回初めて「開腹」してみたんですけど、まー重戦車のようなプレーヤーですね。構造体がいちいち頑丈で重たい。スイングアームのピックアップ部もダイキャストだし、サイドパネルなんか亜鉛ダイキャストで1枚1.5kgくらいあります。9万円で15kgのCDプレーヤーなんて二度と出ないでしょう。大事にしなきゃ。
-
shirasshRT @shirassh: お次はプリメインアンプのマランツPM-14SA2。
しっかしデカいのう。25kgもあるし。オーディオ道楽は腰に悪い。 https://t.co/tIQ2agBE8v03/07 16:08 -
shirasshRT @shirassh: 端子は全部金メッキ。スピーカー端子は大型ネジ止め式。さすが定価20万円超のブツはゴージャスだ。買値は45%オフだったけど。 https://t.co/lvDHTjp7bM03/07 16:08
大奮発して購入したPM-14SA2も気がつけば15年選手。新品のころはネジ1本緩めるのもためらってました。高かったっすから。しかしまあこのくらいのお歳になると気楽に開腹できます。
まーしかし高いだけあってゴージャスですねえ。内部はフルに銅メッキ、どこもかしこもピッカピカに輝いてます。銅はシールド効果があるので高級機器はよく銅メッキをするんですが、このアンプ作った人は銅フェチですね。
PM-14SA2は7~8年前からトランスの唸りという病気を発症してます。リスニングする上で気になるほどの音ではないのですが、こういう症状はない方がいいに決まってます。
トランスの唸りの原因はほとんどがアンプそのものではなく外部に原因があります。AC電源に余計なDC信号が混じって電源を濁してしまっていると発生しやすい。電源を濁すのはたいてい家の中の他の家電品(特にデジタル機器)です。
で、まあ、私もいろいろ疑ってチェックしてきたんですよ。パソコン・ゲーム機・スマホ・ソーラーパネル・暖房機器・TV・冷蔵庫エトセトラエトセトラ。でもどれとも因果関係がないんです。トランスの唸りが止まった時にどれかのスイッチが切れたということもない。仮にどれかが原因だったとしても、家の中で現在使っている機器はどれも必要があって使っているものばかりで、私のオーディオ道楽のために使用を止めるわけにはいきません。
というわけで電源対策は諦めました。今回の開腹で、せめてトランスの防振防音対策くらいはできないかなと考えたのですが、それもやめときました。シロウトが手を出すのはかなり怖い部位ですし、アンプは発熱がすごいので妙なことをやると故障どころか発火の危険だってあります。
-
shirasshRT @shirassh: DVDプレーヤーDV-S969AVi。
高い(20万円)割に構造は安っぽい。メカも筐体もあまり頑丈じゃない。まあ中古品だから文句は言えん。共振対策を施して終了。 https://t.co/TcMwTgXGZS03/07 16:08 -
shirasshRT @shirassh: カセットデッキTC-K222ESGは最近不調。ネット情報だとロータリーエンコーダなる部品の不具合の可能性大だがメカデッキを完全にバラさないといじれない部品のようでシロウトにはちょっと無理。クリーニングだけで様子見。 https://t.co/xjsd…03/07 16:09
今回K222ESG不調の原因を探るべくいろんな方のサイトを調べまくり、古いデッキの修理を専門に行っているAudiolifeという千歳市の業者のブログ記事に行き着きました。おかげでK222ESGは治ったんですが、どうもここの方がLHR91を読んだらしく、こんな記事をアップしています。私のDIYはしょせん下手の横好きシロウト仕事ですからまあ仕方ないんですけど、けっこう恥ずかしいですね。
-
shirasshオーディオ大掃除、メインシステム最終段階。
知人が処分寸前のところを救出したレコードプレーヤーPL-30LII。クリーニングはあっさり終了。オートリフトアップが時々作動しないが細かいことは気にしない。 https://t.co/cJ1rTXofVU03/07 01:30 -
shirasshせっかくだからD-164のユニットFE166Enのターミナルとファストン端子の接点もクリーニング。効果は毛ほどのものだがものごと徹底すると精神衛生的によろしい。 https://t.co/cDpR80RcEo03/07 01:32
メインシステムが終わったので、サブシステムたるデスクトップオーディオの手入れに着手します。
-
shirasshメインシステムでカセットを流しながらサブシステムたるデスクトップオーディオのクリーニング開始。まずはデッキセレクターSB-500。STR-22はテープ入力が1系統しかないので学生時代に買った。 https://t.co/WD85nUbR0T03/07 01:35
-
shirasshレシーバーSTR-22はラジオ受信の不調を修理して以来の開腹。ボリュームにガリがありセレクターのプッシュボタンが戻りにくい。クイックドライクリーナーで洗浄してボタンには軽く潤滑剤をくれてやった。 https://t.co/gUX3emNJ6O03/07 01:38
STR-22の修理は私のDIY歴でもかなり上手く行った事例です(ssh1064)。同調部のコネクタが割れて接触不良になっていたことを突き止めてコネクタを修繕して復活させました。ただ、その時イマイチだったのがプッシュボタン式の入力セレクターで、一部のボタンが戻りにくいままでした。今回は潤滑剤として5-56をちょいと吹き付けました。
5-56はスグレモノの潤滑剤ですけど、音響機器に使うのは要警戒です。まず電気電子回路に悪影響が出る危険がある。何せ油ですから。それとメカニズムにも警戒が必要。音響機器のメカはベルトやローラーなどゴムが多用されてます。ゴムに5-56は大敵です。さらに5-56はサラサラの潤滑剤なのでギアなどに塗布されているグリス(音響機器の場合シリコングリスがよく使われている)を溶かして流しちゃってかえって動きが悪くなることもあります。
STR-22への5-56使用も、慎重の上に慎重を期して行いました。けっこう緊張しました。
-
shirasshTC-FX66はK222ESGといっしょにベルト交換して以来の開腹。今回はずっと不調だったソフトイジェクトのエアダンパーに手を付けた。古くなって緩んだOリングを外して新品と交換。底板の共振がひどいので対策を施す。 https://t.co/yVE63VqSqk03/07 01:42
FX66のカセットローディングは電動ではなくマニュアルです。このころのデッキはたいていカセット蓋にダンパーが付いていてイジェクトボタンを押すとゆっくり開きます。FX66も新品のころは上品に開いてたんですが、数年でダンパーがバカになってきて、ガチャンと無粋な開き方をするようになってしまいました。
この症状については「昭和カセットデッキ研究所」というサイトで、エアダンパーのOリングが古くなるとエアが抜けてダンパーの効きが悪くなる、Oリングを交換すれば治ると何度も紹介されていました。ただ、Oリングの交換にどの程度の「バラシ」が必要なのかわからず、ずーーーーっと放置していたんですね。
今回クリーニングついでに見てみたら、エアダンパーのOリングは本体をバラさなくてもできることがわかりました。Oリングは汎用品で、同じサイズのものがホームセンターで2個130円ほどで入手できました。
-
shirasshいやー、治ったよ治ったよ。
ボリュームのガリは消えたしセレクターボタンもちゃんと戻るしデッキのイジェクトはソフトに開くし。それに音がはっきり良くなったよ。大学時代のFMエアチェック(死語)カセットがゴキゲンに鳴ってる。 https://t.co/9twnRh1RhC03/07 01:54
んー、気分いいですねえ。
2020-03-08 10:21