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ssh1112 DJデミオ1ヶ月記 [ご挨拶&エッセイ]

<2021>


 9月にマツダ2試乗のために出かけたディーラーで6年4万kmのDJデミオが気に入ってその場で契約、10月に小っ恥ずかしいセレモニーとともに納車となり、1ヶ月ほど経ちました。


 これまでのところ、大変に満足度の高いカーライフを送らせていただいてます。つーても、なんせ16年モノのDYデミオ(しかも最廉価グレード)からの乗り換えですから、いいに決まってますが。本日はそんなDJデミオの1ヶ月記をお届けします。

 本来こういうものは写真を混じえてアップするものですが、世の中には嫌がらせをナリワイとするクズがけっこうな数いるものでして油断大敵です。sshもクズに嫌がらせ目的のアクセスをされたことがありますので、ガードのために画像はなしで行きます。


 私のDJデミオはXDツーリングLパッケージAWDというヤツで、当時のトップグレード=最初から充実装備のグレードです。で、前オーナー氏(年配の女性)はオプション類をなんでもつけるタイプの方だったらしく、メーカーオプションもディーラーオプションもほぼ「全のっけ」になってました。新車時のお値段は車体+メーカーオプション+ディーラーオプションで250万円を超えてたんじゃないかと思います。ディーラーさんにとってもいい商談だったことでしょう。

 20年くらい前にスカイライン(R34)の商談をしている中年のご夫婦の様子を日産ディーラーで観察する機会があったんですが、オプションを丁寧に説明する若い店員に対して男性が面倒くさそうに「とにかく全部付けてくれ」と言ってました。そういう客がいるという話は聞いてはいましたけど、実際に見るとちょっと感慨深いものがありましたね。


 装備の話は後回しにして、クルマそのもののことを。

 マツダ自慢のクリーンディーゼル、スカイアクティブ1.5Dは期待通りのいいエンジンです。1500回転も回せばグイッと車体を引っ張り、そのままアクセルを踏み続ければスカッと回り続け、あっと言う間に取り締まりが気になる速度に達します。ガソリンのスポーツエンジンは吹け上がりの鋭さと高回転の威力でビューンと加速しますが、スカイアクティブDはグイッと野太く加速します。

 このクルマが真価を発揮するのはなんと言っても遠乗り。高速クルージングは本当にラクです。4人乗りでかなりの急勾配の山坂道を走っても余裕があります。よほどの急坂でなければDレンジに入れっぱなしでOK。その一方で街乗りもソツなくこなします。

 ただ、CX-5なんかに載ってるスカイアクティブD2.2ほど馬鹿力じゃありません。あのツインターボディーゼルは1000回転からトルクがモリモリと湧いてきて、山坂道でも「余の辞書に上り坂の文字など存在せぬわ、わっはっは」みたいな走りしますんで。

 4WDの効果は今のところよくわかりません。近々雪が降れば様子がわかるはずです。


 次に快適性について。

 快適性の向上はここ15~20年くらいのクルマの重要トレンドです。快適性の敵と言われるのが騒音・振動・乗り心地の悪さで、まとめてNVH(noise・vibration・harshness)とかオトシン(音振)とか言われてますけど、NVHにきちんと対応してないクルマは売れなくなりました。走りはいいけどうるさくて振動も大きいと言われたヨーロッパのクルマも今や静かで滑らかに走ります。マツダは国内メーカーの中ではオトシンの対策があまり得手でなかったのですが、最近はずいぶん上手に処理してます。DJデミオもなかなか静かで滑らかです。足回しは結構締まってますけど不快ではありません。

 クルマが静かだと耳からくる疲れが出にくいので遠乗りがラクです。あと、私は音楽が好きなのでカーオーディオが楽しめるのもうれしいです。

 DJデミオの室内空間は狭いと言われるみたいですが、そんなに狭くはないです。普通の2ボックスハッチバックの広さ。十分使い物になります。リアシートの住人からも不満は出ていません。


 さて、全のっけを含めた各種装備ですが、思っていたよりもいいものでした。


・ハーフレザーシート: 白い本皮と濃紺の布で見た目は好印象。静電気が起きにくいのはありがたい。肌の当たりが冷たいのでリアシートの住人はクッションを敷いてる。シートヒーターがないのは残念(1年後のマイナーチェンジで付くようになったらしい)。

・オルガン式アクセルペダル: センティア以来。なかなかよろしい。

・テレスコピックステアリング: ドライビングポジションを決めるのに思った以上に役立つ。

・アイドリングストップ: 時と場合によっては邪魔。嫁サンはオフで乗ってる。

・ナビ: マツダコネクトのナビは不評も多いけれど、以前使っていたのが10年以上前のポータブルナビなのであまり気にならない。地図データは5年前。アップデートは有料で可とのこと。

・オーディオ: ラジオ・TV・USB2つ・Bluetooth対応。中古で買ったiPodをUSBにつないで使用中。エンジン始動直後は一部機能が反応しないがそのうちちゃんと作動する。音はカーオーディオとしては十分レベル。Bluetoothは豚児のスマホ接続で活躍中。

・コマンダーコントロール: マツダコネクトはタッチパネルだけでなくコンソールのコントロールノブとスイッチでも操作できる。これかなり便利。運転中はタッチパネルの操作はしたくない。

・音声入力: ごく限定的。ほとんど使ってない。

・オートライト&LEDヘッドライト&ハイビームコントロール: オートライトの作動は的確。ライトの消し忘れがないのは便利。LEDライトは明るくて見やすい。ハイビームコントロールの作動も的確。

・オートワイパー: 期待してなかったが意外にうまく作動する。

・クルーズコントロール: センティア以来。空いてる高速ではラク。アダプティブでないのは残念。

・車線逸脱警報システム: たまに鳴る。義父のクルマにも欲しいとは嫁サンの弁。

・前後左右のセンサーとアラート: バックで車道に出なければならなかったときと、車線変更しようとしたらえらい勢いで後続車が来てたときに役に立った。

・ステアリングリモコン: 手を離さずにオーディオの音量などコントロールできるのは便利。スイッチに照明が付くのでステアリングを夜クルクル回すとちょっと妙な感じがする。

・i-Eloop: オルタネーターを減速時に積極的に作動させてキャパシタに充電する機能。効果のほどは不明。

・スカッフプレート&フットイルミネーション: スカッフプレートはステンレス製。フットイルミネーションは前2座の足元を青いムーディな光で柔らかく照らす。実用よりも加飾用という感じ。前オーナーの趣味に興味がわく。


【追記】

・本皮巻ステアリング: センティア以来。やっぱ感触がいい。

・フルオートエアコン: センティア以来。やっぱラク。

・インテリジェントキー: キーを挿さずにクルマが動かせるのも便利だが、クルマから離れると自動的に施錠してくれるのがありがたい。ドアにキーシリンダーがついてるのもいい(最新のクルマはキーシリンダーが隠れていて電池切れのときドアが開けられずに困ることがある)。

・ヘッドアップディスプレイ(HUD): マツダのHUDはウィンドスクリーンではなくメーターパネル上のプラスチック板に投影する。邪魔じゃないけど、不慣れなせいかあまり見ない。

・トリップコンピューター: 瞬間燃費と平均燃費は気になるのでよく見る。

・i-DM: 運転採点システム。たまに見る。アクセル・ブレーキ・ステアリング操作が荒いと減点食らう。なかなかシビアな採点官でけっこうカラい得点が出る。

・ATのマニュアルモード&ステアリングシフトスイッチ: 機能以前にシフトレバーの操作感がいい。マニュアルモードは普段は出番がなく、きつい坂道で使うくらい。ステアリングシフトスイッチはダイレクトモードが便利。Dレンジのままシフトスイッチを操作すると一時的にシフトチェンジして、しばらくすると戻る。エンジンブレーキが欲しい時に使う。

・アンチスピン&自動ブレーキ&サイドエアバッグ: 幸いまだお世話になってない。できればこのままずっとお世話にならずに終わりたい。


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