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ssh1088 気仙沼で同窓会(3) [ご挨拶&エッセイ]

<2019>


 7月に行ってきた大学の同窓会の様子のご報告を、もう1本だけ。


 震災遺構を見学した後は、のんびりと観光。マイクロバスで気仙沼大島へ行きました。


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 気仙沼大島、地元の方は単に大島と呼んでいます。面積9平方km、人口3000人というかなり大きな島です。小田の浜海水浴場は海がきれいで、大島神社は1000年以上の歴史があるとのこと。写真は展望台から撮ったもので、かなりの絶景です。

 ただ、この展望台、道が狭い上に駐車場がなく、シャトルバスで上がるしかありません。我々はスケジュールの都合で展望台の滞在時間が10分ほどという中学生の修学旅行のような突撃観光でした。




 大島と港の間は長らく連絡船・フェリーが交通手段でした(フェリーが津波に飲まれる映像を覚えている方もいるかも知れません)。この4月に気仙沼大島大橋が開通し、クルマで行き来することができるようになりました。



 

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ssh1087 気仙沼で同窓会(2) [ご挨拶&エッセイ]

<2019>


 気持ちのいい温泉(気仙沼温泉は塩泉なのでしょっぱいのですけど)とゴージャスで美味な料理を満喫して旧交を温め、合唱団の同窓会ということで久しぶりに合唱をして(老眼で楽譜がよく見えないのは参った)、とか楽しんでるうちに第1日は終了。明けて第2日は幹事企画の気仙沼市内ツアーでした。

 これが、本当に良かったんですよ。

 あの大震災のあと、被災地に行くのはこれがようやく初めて。せっかく行くのだから市内ツアーは是非参加したいと、仕事を調整した甲斐がありました。


 まず向かったのは気仙沼向洋高校の旧校舎を震災遺構として保存した伝承館。撮影できなかったのですけど、旧校舎の遠景は恐らく多くの方がTV等で見たことのある映像だと思います。

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 遺構ということで、可能な限り震災当時の状況が保存されています。写真だとよくわかりませんが、大きなものは崩れないようにワイヤーで固定するなど苦心のあとがあります。


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 津波は4階建校舎の3階までを完全に飲み込み、4階も床上20cmほどまで海水が流れ込みました。4階部分の展示には水位がはっきりわかる遺構もあります。



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ssh1086 気仙沼で同窓会(1) [ご挨拶&エッセイ]

<2019>


 大学時代のサークルの同窓会で宮城県気仙沼市に行ってきました。

 私、仙台にキャンパスのある大学が母校でして、そこの混声合唱団に所属しておりました。学業に対してはまったく不真面目でしたが、サークルの方は割ときちんと参加していました。おかげで同窓会のお誘いもいただくことができました。

 この同窓会が企画されたのは2年前。同学年の一人が仕事の関係で時々仙台に行っていて、仙台在住の友人たちと会っていた。で、久しぶりにみんなで集まりたいてな話になったようです。集まるなら同一学年にこだわらずに前後の学年にも声をかけたら楽しいだろうということで拡大同窓会という形になりました。まあホンネとしては合唱団内の先輩後輩が結婚してるケースが結構多くて(私は違いますよ)、拡大同窓会にすれば夫婦で出られるというのもあったんでしょう。

 いや、ホントに出たかったんですよ、この会は、

 ところが、旧記事にも書きましたが、私は某巨大イベントの仕事にはめられて一昨年・昨年と塗炭の苦しみを味わっておりました。何がどうつらかったのかは思い出せなくても死にたいくらいつらかったことは忘れない。とても同窓会に行ける状況ではありませんでした。

 今年はくだんのナニから解放されています。今度こそということで勇んで出かけました。大震災後、初めての東北です。


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 一ノ関で東北新幹線を降りて大船渡線で気仙沼へ。一ノ関駅で仲間と再開し、普通列車内はすでに同窓会状態。気仙沼駅ではピカチュウがお出迎え。大船渡線は週末にピカチュウ列車が運行されてます。子どもが小さかったら興奮したと思いますが、わが豚児は全員成人しちゃってます。


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