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ssh53 集団面接〜面接直前アドバイス(2) [面接]

<2007>

 集団面接の多くは、討論の時間があります。
 しかし、ごくフツーの中学生や高校生(や大学生?)は、討論なんてことはやりません。どっちかっつーと、友達との摩擦を少なくすることに神経使ってます。
 だから、いきなり討論しろと言われても、そもそも討論ってものがよくわかりません。

 討論とは何か?
 討論は、ケンカじゃありません。「国会中継」とか「朝までナントカTV」とかいうようなアレは、残念ながら討論の見本にはなりません。

 討論というのは、あるテーマに対して、様々な意見を交わして、よりより結論へと向かう作業です。
 ただし、集団面接の討論には、別の要素があります。受験生の選抜です
 集団面接で討論をさせるのは、討論させることによって「この受験生はいいぞ!」という部分を見つけるのが狙いです。
 だから、あなたは、討論の場で、いいとこを見せなきゃなりません。

 で、実戦的な話です。

 集団面接を控えた受験生は、よく「真っ先に手を挙げた方がいいですか?」と聞いてくるんです。
 何でもかんでも挙手発言すれば評価をしてもらえる義務教育のクセなんでしょうか。
 別に早く手を挙げたからって、点数が加算されるわけじゃないです。
 キモはあくまで、発言の内容です。

 討論は、何か1つのテーマを与えられて行われるはずです。それに対して、どんな意見を言うか?
 実は、そのポイントは、小論文とまったく同じです。つまり、「論拠」です。

 集団討論のテーマは、賛否両論あるものしか出ません。でないと討論にならないからです。
 だから、賛成とか反対とかの意見そのものは採点対象外です。
 採点対象は、その理由=論拠です。

 集団面接が選抜である以上、目立つ必要があります。だから、目立つ論拠が勝つ秘訣です。
 目立つ論拠というのはつまり、独自の(他人とは違う、他の誰も思い付かない、ユニークな)論拠です。
 少なくとも、直前の発言者とは違う論拠でなくてはダメです。
 具体的に言うと、こういうことです。

 ・真っ先に発言する場合は、とにかく自分の意見をストレートに言う。
 ・前の意見に反対する場合は、反対の理由=論拠をしっかりと言う。
 ・前の意見に賛成する場合は、前の人とは違う論拠を必ず言う。

 そういう点では、反対する方がやりやすいとも言えます。反対するためには、必ず別の論拠が必要だからです。
 しかし、だからといって、何でもかんでも反対すりゃあ勝てるわけじゃありません。
 いい論拠というのは、やっぱり自分の意見に忠実な場合の方が思い付きやすいものです。
 何にしても、肝心なのはこれです。
 
 「他の人とは違う論拠を挙げる。」

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