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ssh1146 夏休み大型企画〜書斎ファイナル書架制作プロジェクト(1) [DIY記]

<2023>

 COVID19に感染したおかげで、貴重な夏季休業期間を1週間近くフイにしてしまいました。

 悔しいですね。この期間を利用していろいろやろうと計画していたのに。

 とは言え、shiraは転んでもただでは起きません。これだけは絶対にやろうと決めていた企画をキッチリやりきりました。

 長年積み残しになっていた書斎の書架作成です。構想12年、設計5年、制作2週間。


DSCN3173.jpg

 書斎に自作の書架を設置したのは2011年。書架自作はずーっとやろうと思っていたのですが、なかなか踏ん切りがつかず、間に合わせでスチール本棚を使っていました。ところが震度5強の地震でぶっ倒れ、意を決せざるを得なくなり、ラジアタパイン集成材2枚で1800mmx600mmの書架を2台まとめて制作しました。これは会心作でして、私は大いに満足しました。

 で、そのときからすでに、書架のすべての棚を自作品に置き換えることは構想していました。オーディオシステム左側の壁は最初から書架スペースとして設計されていて、窓もコンセントもありません。こちらは少しずつ自作が進み、9年前に整理棚を設置して壁全体の整備が一通り終わりました。

 で、残ったのが右側。ここは長らく、借家住まいのころから使っているスチールのメッシュラックを置いていました。

 なぜグズグズと今日までメッシュラックを使い続けていたのか。最大の理由は、構想がなかなかまとまらなかったからです。オーディオと干渉するのを避けるには、あまり奥行きの深いものは置けません。また、手前にはデスクトップオーディオのレシーバーとデッキがあり、さらに机もあります。棚をおく場所としてはかなり不自由です。


 で、そうやってあーでもないこーでもないとグズグズ考えているうちに、ラジアタパイン集成材のお値段が一気に急騰しました。TVラックを作ったときは1枚2980円、書架のときは3480円、整理棚のときは3980円と着実に(?)価格は上がっていましたが、第2次安倍政権が円安政策を打ち出したとたん、一気に5980円になり、あれよあれよと言う間に6980円まで高騰してしまいました。かつての倍です。

 仕方なく、もっと安いツーバイフォー材やランバーコア材を使ったものも構想してみました。が、どーもイマイチです。勢い余って、現在物置でホコリをかぶっている古いダイニングテーブルを解体して棚板にすることまで考えてしまいました。Money changes everything.


 グズグズしてるうちに定年を迎え、勤務校も変わりました。

 春先に、実家の古い「暮しの手帖」をまとめて引き取りました。ずっと前からそういう約束だったので。

 書斎の蔵書は一気に増え、いよいよ書架が必要になってきました。

 しかしここで福音が。新しい勤務校の近くにパワーコメリがあり、ここでは18mm厚ラジアタパイン集成材がカインズホームより1000円安い5980円でした。これ以上待ってもいいことはなかろうと、設計をまとめて制作することとなりました。

DSCN6337.jpg

 設計と言うとカッコいいですけど、実際の図面はこの程度。かつては方眼紙を使ってキッチリ1/100スケールで図面を引いてましたけど、要は正しく裁断加工組立されればいいんですから、本人がわかればOKです。

 勤務校近くのパワーコメリに出向き、18mm厚ラジアタパイン集成材をパネルソーで裁断してもらいます。裁断は1カット30円と良心的なお値段でした。裁断後の部材がDJデミオで運べるかちょっと不安でしたが、1820mmの側板もちゃんと載りました。


DSCN6331.jpg

 裁断した部材は一旦書斎に運び込みます。ここで溝切りのための線を引きます。

 写真左の細長い部材は天板。本来なら850mmx225mmくらいの板が5枚必要なのですけど、板取の都合でどうしても4枚しか取れません。そこで天板は1820mmx100mmほどの板材を2分割して貼り合わせることにします。


 長くなったので、続きは次号。


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