ssh1154 2024年度始めのご挨拶

<2024>

　今年も新年度が始まりました。ということで新年度のご挨拶を。

　私shira、昨年度より再任用教諭という立場になっております。民間で言うところの再雇用ですね。ひとまず定年退職となり、新たな雇用形態となっています。

　つーても、やってることは変化ありません。再任用「教諭」の名前の通り、定年前の教諭と同じ仕事をしています。いただくものはだいぶ減りましたが、終身雇用の公務員ゆえ、定年間際がもっとも給与は高いんですから、まあ当然です。

　ただ、再任用の雇用期間は1年間ということになっていて、1年ごとに契約更新です。とはいえ、これも名目上でして、実際には1年契約の再任用教諭が3年間継続の仕事をフツーにやってます。健康面や素行面の大問題でもない限り、65歳までは働かせてもらえます。

　前置きが長くなりました。

　で、本年度ですが、引き続き昨年度と同じ農業高校に勤務しております。居心地のいい学校なので、継続勤務できるのはありがたいです。

　ただ、校務分掌は変わりました。

　一番変わったのは係です。昨年度は教務係を仰せつかり、人生初の教務室常駐でした。

　教務室の先生方はみなさんとても良い方だったんですけど、仕事はかなり慌ただしかったです。とにかくデスクワークが多く、さらに雑用も多い。雑用は嫌いじゃないですが、デスクワークは苦手でして、日々みなさんの足を引っ張っておりました。

　それが目に余ったのか、あまりに気の毒と思われたのか、本年度は進路係となりました。またまた進路です。

　ただし進路指導室常駐ではなく、諸事情あって別の研究室に異動となりました。

　3月末からこのかた、この常駐場所の引っ越しが私の最大の宿題でした。

　単に引っ越すだけなら、荷物を運べば済むんですけど、そうもいかないのが仕事場の引っ越しでして。

　引っ越しが決まってから改めてよーく観察してみたら、過去の遺物としか言いようのない古〜いものがあちこちにいっぱいありました。収納は無駄使いされ、全体にほこりっぽくてなんともムサい状況。このままでは居心地がよろしくありません。

　幸い、いっしょに入ることになった先生も同じ問題意識を持っていました。このままじゃあんまりだと。

　ということで2人で大々的に片付け掃除を敢行しました。

　いやあ、実にいろんなものが出てきましたよ。

　昭和30年代の電蓄・竹刀と木刀・和食の立派な図鑑・碁石と碁盤(むかし囲碁部があったころの名残らしい)・使い物にならない大量のカップや茶碗・英語のカセットテープと教材。

　一番参ったのは10年以上前の大量の模造紙です。何かのイベントで使った生徒の発表なんですけど、これが100枚以上ありました。しかも困ったことに、壁に掲示するために、ガムテープで裏打ちされてます。このままだと再生紙にならんかもしれない。

　困っていても仕方ないので、役場に電話して聞いてみました。それによると、少量であれば再生紙になるが、あまり大量だと溶解する機械がトラブルを起こす可能性があるので可燃ごみになると。なるほど。ガムテープははがすに越したことはないが、完全に除去しなくてもいいと。

　助かりました。はがせるだけのガムテープをはがして再生紙に回せました。

　他にも、無用の長物となっていた机を運び出したり、レイアウトの変更をしたりして、ぐっと居心地の良い研究室となりました。収納もたっぷり空きができました。

　係の変更・引っ越しと片付け大掃除を除くと、状況はあまり変化がありません。部活顧問も同じですし、担当する授業もだいたい同じです。外部団体のお仕事が当たりましたけど、なに、かつての高〇連での塗炭の苦しみに比べればどってことありません。現任校2年目ですんで、昨年よりは慣れた仕事ができるかなと思っています。