SSブログ

ssh1153 ssh、MacBook Airを招聘す(2)〜なにをいまさらiPod [ご挨拶&エッセイ]

<2024>

 sshにMacBook Airがやってきて1週間ほど経ちました。

 データ移行に丸一昼夜というトホホな状況をなんとか乗り切りまして、音楽ファイルの整理に手をつけました。

 ところが。

 これがデータ移行を上回る困苦でありました。


 幾度となく書いておりますが、私はいまだにスマホを持っていません。それどころか、ケータイすら所有したことがない。

 私がMacパソコンと連携させてるのは、iPodだけです。

 iPodもすでに過去の遺物という感じですね。アップルも生産をやめちゃいました。


 実は私、iPodを3台使ってます。

 1台はTouchの初号機(8GB)で、これは15年前にiMacを買った時にキャンペーンでオマケにもらったものです。現在はデスクトップオーディオとBluetoothスピーカー(風呂やキッチンで鳴らす)のに使ってます。

 2台目はclassic。オーストラリア出張に合わせて購入しました。これがメイン機で、出かける時はこれを持ち歩きます。普段は寝室のラジカセ(パナソニックRX-DT77)に繋がってます。

 3台目はTouchの32GBモデル。DJデミオの車載専用としてゲオで中古を2000円くらいで買いました。こいつはもっぱらクルマの中です。


 アップルの音楽アプリ「iTuens」はなかなかいいアプリでしたけど、これまたアップデートされて、現在はMusicという何のヒネリもない名前のアプリに変わってます。


 このMusicに、iMac late2009に溜め込んだ160GB以上の音楽ファイルを移動させ、手持ちのiPodと同期できるようになれば、iMac→MacBookの引越しはひと段落、引越しソバが配れるレベルに落ち着きます。


 ということで、MacBookでMusicを立ち上げます。ファイルは全部ちゃんと入っていました。ひと安心です。

 次にiPodを繋ぎます。いきなりclassicでは荷が重かろうと、8GBTouchを繋ぎます。

 iTunesと違って、 MusicではiPodの同期はFinderが開いて対応します。同期を始めてみます。

 あら?あららら?あらららららららららら?

 なんと、1曲も同期しません。iPod本体のデータは全部消えています(iMacにデータがあるのでこれは問題ない)。

 classicでも試してみました。ダメです。まったく同じです。同期が終わるとファイルは空っぽです。


 これは一体?



 

 大枚叩いてせっかく買った新しいマシンが思うように働いてくれないのは、実にイヤな気分です。こんなもん買わなきゃ良かったわいと思いたくなるのをぐっと堪えて、2日ほどあれこれ調べます。困った時はネット検索です。コンピュータ関係はネットの得意分野ですし。

 調べてみると、同じようなトラブルに見舞われてる人って、けっこういらっしゃるんですね。パソコンは新しくしたが、iPodは手放したくないと。

 で、調べたり試したりしているうち、ようやく原因に気がつきます。


 現在、スマホやタブレットで音楽を楽しむ場合の主流はサブスクリプションのストリーミングです。アップルもApple Musicというサブスクをやっています。このサービスは、登録したマシンだけでしか音楽を聴くことができません。うちの家族は全員Apple Musicの家族会員になってるので、私のiMacもMacbookもApple Musicが使えます。

 使えますが、このデータをiPodに持ち出すことはできません。ダウンロードしてもダメです。Apple Musicでダウンロードした音楽は、iPodの同期をかけてもはねられます。


 そのことを思い出し、改めてMusicを見てみると。

 私が10年以上かけてCDからダウンロードした音楽ファイルが、一つ残らず、iCloudに送り込まれたままになっていました。iCloud上のファイルはMUsicにストリーミングで送られますから、iPodには同期できません。

 試しにiCloud上から1枚のアルバムファイルをMusicにダウンロードしてみました。

 今度は同期します。

 原因はダウンロードされていないことにありました。(もともと私がCDから読み込んだファイルなので、iPodにも転送可能です。)


 なれば、やることは単純。すべての音楽ファイルをダウンロードすればいい。

 ところが、そういうコマンドがないんですよ。困りました。1枚1枚やってたら気か狂います。


 まーしかし、世の中には頭のいい人がいますねえ。

 MusicにはiTunes同様のスマートプレイリストという機能があります。1980年代のロックだけを拾えとか、評価(星0~5個)が3以上のものを拾えとかいう風にリストが作れます。

 このスマートプレイリストで、「0秒以上の長さの曲を全部拾え」というコマンドを出すと、全曲が拾われます。プレイリストには全曲まとめてダウンロードのコマンドがありますので、そいつをポチっとやれば、あとは待つだけ。


 いざ、全曲まとめてダウンロード。

 結果は失敗。どうも曲が多すぎたようです。

 なんせ私の音楽ファイルは2万曲くらいあります。これだけあると、さすがにダウンロードし損なう曲がいくつもありました。


 しゃーない。急がば回れ。iMacから手持ちの外付けHDDにデータを送り、MacBookに転送することにしました。これは成功。無事にすべてのファイルがMusicに送られました。

 ただ、すでにダウンロードしたものと重複してしまいますので、重複したものは消去します。


 これでようやく、音楽ファイルの引越しも終わりました。

 Musicについては、まだ完全に整理整頓はできてないのですが、まあ一応使えるようになりました。


DSCN6966.jpeg

 一応使えるようになったということで、iMacは机の端っこに移動です。ここ、以前まで置かれてたところですね。

 本当ならiMacはどっかに片付けてしまいたいところなんですが、まだ心配なので机に置いておくことにします。何ヶ月も使わないようなら、そのときは考えましょう。


nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。