ssh563 「RED NOTE」紹介 [おすすめサイト]
<2012>
久しぶりのおすすめサイト紹介です。今回はアメリカ在住の若き研究者のサイト(今は事情があって帰国中だそうです)。日本語サイトですのでご安心を。
タイトルはRED NOTE(リンクになっています)。
管理人のREDさんは、東大教育学部を経て世界銀行に勤務。と言っても金融業ではなく、開発経済局データグループというところで、調査研究統計などを担当したそうです。これからUNICEFのお仕事に異動するそうです。
REDさんの専門分野は「比較教育行政学」。教育畑にいる私にも初耳の分野です。
REDさんの記事は、ホントに面白い。
とかく日本国内での教育論議はイデオロギー対立や事実誤認に基づく非難が多くて実りがありません。私が教育とラーメンは誰にでも語れる(ssh453)と揶揄する所以です。
ところがREDさんの場合、教育内容に踏み込む前に、まず統計を示してくれます。これが実に刺激的。
目に留まった記事から引用してみます。(太字は私によるもの。***は省略部分)
まずは、最新の、いじめ問題に関するもの。
ssh200 NPO POSSE 紹介 [おすすめサイト]
<2008>
先日、某社の小論文研究会に参加してきました。
昨年の大学入試小論文で非常に目立ったのは、格差と貧困に関するテーマだそうです。
これは難儀なことです。
小論文とはいえ入試は入試です。テストです。
テストというのは、あらかじめ正解を想定しています。
小論文入試にしても、「こういう答案を書いてくれれば合格」というようなテーマを通常は出します。
しかし、格差や貧困は現在進行形の、まさにリアルな社会問題です。模範解答なんて、まず想定できません。
どうやら大学入試小論文の世界は、そこまで行ってしまったようです。つまり、ホンモノの社会問題に真正面から立ち向かえ、と。
格差・貧困問題を学ぶ上で、格好のサイトがあります。
NPO POSSE
労働相談を中心に、若者の「働くこと」に関する様々な問題に取り組むNPO
というのがPOSSEの自己紹介です。
ssh198 Mammo.tv 紹介 [おすすめサイト]
<2008>
今回はMammo.tvの紹介です。
正式名称は、「考える高校生のためのサイト マンモTV」といいます。
これまでsshで紹介してきたおすすめサイトは、必ずしも受験生向け、高校生向けではないものが多くありました。(もちろん、それでも紹介したのは、受験生にも有効だと考えたからですが)
しかし、このサイトは正真正銘、高校生を対象に作られています。
ssh195 「vocabow小論術」紹介 [おすすめサイト]
<2008>
今回も小論文サイトの紹介です。
「vocabow小論術」
主催者は吉岡友治氏。もう小論文指導の大エキスパートです。
(吉岡氏のプロフィールはリンク先にありますからご参照を。) vocabowはそもそもホンモノの小論文指導教室です。添削・セミナー・個別指導などを行っています。吉岡先生とそのチームに本当に鍛えて欲しい人は、ゼニを払ってそちらを受講しましょう。
ただ、私が思うに、vocabowが最も得意としているのは、ハイレベルな小論文です。具体的には、まずは法科大学院入試。
こういうのは、例えば私みたいなモンには手に負えません。
それと、難関大学の小論入試。こういう、書く方も指導する方も大変な難物にこそ、vocabowは強いようです。
とはいえ、そうでない人にはこのサイトがお呼びでないというわけじゃありません。入門編のアドバイスもあります。
では、小論文とあまり縁のない人は?
実はこのサイトで一番面白いのは、「吉岡の三日坊主日記」というブログ部分なんであります。
http://www.vocabow.com/cafe/bozu/bozu-fra.html
これはホントにいいです。面白いです。勉強になります。刺激的です。
ssh190 The Lancet紹介 [おすすめサイト]
<2008>
今回は、医学科志望の受験生のためのおすすめサイトとして、ランセットのサイトを紹介します。
The Lancet com.
ランセットはイギリスの臨床医学専門雑誌(週刊らしいです)です。
最新記事は、「Promising Treatment for Psoriasis」。乾癬(かんせん)という皮膚病の治療法に関する記事です。
このサイト、医学最前線の情報を得るのに大変便利なんですが、難点が一つ。
当たり前ですけど、イギリスのサイトなんで、全部英語です。
しかし、これこそが、医学科志望学生にこのサイトをおすすめする最大の理由です。
医学科の小論文は、課題文が英語であることが非常に多いです。
それも、分量がハンパじゃありません。ものすごい語数です。
時間内に2回以上読み直すようなマネはほとんど不可能です。
べらぼうな語数の英文をスピーディーに読み、その大意をつかむ。
そういう能力がないと、試験は突破できません。
なぜこんな試験を課すかと言えば、それは、これが医師に必要な能力だからです。
ssh186 「中野文庫」紹介 [おすすめサイト]
<2008>
ひさびさのお勧めサイト紹介です。
今回の紹介サイトは「中野文庫−儀典と法律の総合ウェブサイト−」。
http://www.geocities.jp/nakanolib/
いや、これはもう、私はすっかりハマりました。
ゴールデンウィークで祝日が多いということで、先日も「国民の祝日に関する法律」をここから引用して学級通信に使わせていただきました。 このサイトの便利なのは、現在の法律だけでなく、戦前の勅令関係や、植民地向けの法令=植民地令も網羅していること。
例えば、ちょいちょい物議をかもす日韓併合(物議ったって、日本の政治家が併合肯定論をブチ挙げては批判されて釈明するということの繰り返しですが)の条約を確認したくなっても、
中野文庫ならすぐに「韓国併合ニ関スル条約(明治43年条約第4号)」の全文が簡単に手に入ります。
ちなみに第一条は、
韓国皇帝陛下ハ韓国全部ニ関スル一切ノ統治権ヲ完全且永久ニ日本国皇帝陛下ニ譲与ス
「完全」かつ「永久」に「譲与」。未来永劫完全に朝鮮半島の統治権は大日本帝国に差し上げますと。
ここいらへんの論争はメンドクサイので関わりませんが、
国際条約の公式な文面にしては妙にストレートな言い回しですな。
ワタクシ的に一番ハマったのは、儀典の部分です。