ssh179 ssh的君が代問題考(2) [教育問題]
<2008>
sshは根津公子教諭を断固として支持します。
根津公子教諭は東京都で式典での君が代斉唱に不起立を貫き、処分を繰り返し受けています。
sshが根津教諭を支持する理由はいくつかありますが、一番は根津教諭の勇気です。
一方、こんな「ニュース」もあります
<教員指示か 卒業生、国歌斉唱起立せず>(記事本文リンク切れ)
sshは、ただ一人起立したこの男子生徒を断固として支持します。
理由はいくつもありますが、一番はその勇気です。
「一人だけ違うことを言うのは、勇気のいることです。」
名作演劇『12人の怒れる男たち』の中の台詞です。
この台詞は劇中で2回使われます。
最初は、12人の陪審員中ただ1人が無罪を主張している時に。
もう一度は、今度は12人中11人が無罪に傾く中、1人だけが有罪にこだわっている時に。
sshは「常識を疑え」と主張しています。
ものごとに対して、
当たり前
それが普通
常識的にはそう
良識に従えば
そう言った考え方が、結局は思考停止につながるということを主張してきました。
自分にとっての当たり前が、誰にでも当たり前とは限らない。
常識を疑って、初めて新しい視点が見つかります。
sshは、民主主義というものを断固として支持しています。
理由は長くなる可能性があるのでここでは詳述はしません。
一つだけ言えば、民主主義は封建制や独裁制や絶対王制などよりはるかにすぐれたシステムであるからです。
その民主主義を支える必要不可欠なものの一つが、「自由」です。
例えば、言論の自由。
例えば、思想信条の自由。
例えば、表現の自由。
民主主義は、いろんな意見が話し合われてはじめて成立します。
いろんな意見が表明され、とことん議論され、そして最善の(一番マシな)策が選ばれる。
多様な意見がきちんと表明され議論されないと、民主主義は成り立ちません。
「君の意見にはまったく賛成できない。しかし、君がその意見を表明する自由を、私は全力で守る。」
出典は忘れましたが、私の好きな言葉です。
sshは、東京都教育委員会のやり方を断固として認めません。
東京都教育委員会のやり方は、民主主義を破壊します。
同じく、「自分で判断しなさい」という指導を断固として支持します。
自分で考えることは、民主主義の根幹です。
その指導を「内心を冒す行為」と言う校長を断固として非難します。
内心を冒すとは、「こうしなさい」と命令することです。この校長はあまりに低学力です。
さらに、何となくその場の空気だけで座った生徒達を批判します。
その生徒達は、自分で判断していません。
誤解のないように付記します。
sshは、日の丸=国旗、君が代=国歌ということを否定しません。
日の丸を尊ぶ行為を否定しません。
君が代斉唱をする人を否定しません。
ただし。
他人にそれを強要する行為は否定します。
理由は、ここまで読んでいただければもう書く必要はないでしょう。