ssh522 都民のゼニをお友達にあげるのが石原流 [社会]
<2012>
尖閣諸島を東京都が買い取るという例のアレ、一部では割と盛り上がっているようです。
ssh521にも、都への寄付金が数千万単位で集まっているという記事がトラックバックで付いておりました。どなたが付けて下さったのか。
それにしても、珍妙なお話ですな。
そもそも日本政府の公式見解は「尖閣諸島は日本固有の領土である」というもの。領土「問題」など存在しないという立場です。
その日本固有の領土を、ある日本人が地権者として所有している。
極めて当たり前の状態じゃないですか。
地権者がテロリストか外国人か何かだったら心配もありますが、そうじゃなければ何の問題もありません。
これを中国がどーたらこーたらなのでわざわざ公金で買い取って公の所有物にするってんですけど、そりゃ「今の状態が問題あり」と認めることになるじゃありませんか。
石原は、領土「問題」があると認めちゃっているのですよ。アホですな。かえってつけ込まれる機会を与えちゃって。
ま、それは私にとってどうでもいい問題。彼の知性の低さなんて「当たり前」過ぎて関心ありません。
私が気になったのは、その地権者とやらの素性。
万が一、このアホなプランが実現したとして(して欲しくないけど)、都民の血税および寄付された浄財を受け取るのは、一体どこのどんな人物なのか。
ニュースを見る限り、さすがに個人情報は秘密。
ただ、石原は「知己」と述べているようです。
◆◆知己(ちき)
1 自分のことをよく理解してくれている人。親友。
2 知り合い。知人。◆◆
なあんだ。お友達じゃん。
つまり、都民の税金と皆様方からの寄付金を、お友達にガッポリ差し上げようという企画なんですな。アホくさ。
知己だったら、他人のゼニを動かす前に「君も日本人なら尖閣の地権を国か石垣市に譲渡したまえ」と言ってやりゃあいいじゃん。真の愛国心と友情の前にはゼニなんかくだらない問題でしょうに。
石原人でなしは、前回の失敗に懲りもせず、またまた勝つ見込みの薄いオリンピック招致を始めました。
私はバカ丸出しだと思うのですけど、意外に国内では前向きな意見が流れている。
ま、あれも、同じことでしょう。
オリンピック招致の予算の大半はPR活動に充てられます。その仕事を請け負うのは、電通とか博報堂とかの巨大広告界者であり、フジや日テレなどの中央民放TV局であり、朝日や読売などの中央紙であり、JOCでありその他もろもろである。
招致活動が始まると、ゼニと仕事が貰えるのですよ。
ただし、その恩恵に預かれるのは、お友達ばかり。東京に住んでいる一般庶民には恩恵なし。
都民のゼニをお友達にあげるのが石原流なんですな。
それゆえ、暴言や暴走にハラハラしながらも、ゼニをいただけるうちはお友達からの絶大な支持を得ると。
まことにもって、石原慎太郎は原子炉(ssh455)であります。