ssh650 個別対策 [教科学習]
国公立大学出願が締切られました。
高3生を担当する立場の人間にとって、この出願指導は本当にのるかそるかです。生徒の人生に関わる大きな選択を、わずか2週間ほどで決めさせなければならない。事前のシミュレーションをどんなに丁寧にやってあっても、センターの結果とリサーチの判定が出てみなければわからないことはたくさんあります。
そういう嵐のような出願シーズンが終わると、学校は妙に静かになります。
2月は私大入試のハイシーズンです。多くの生徒が入試に赴きます。個別試験対策のための特別編成授業は行われていますが、登校できる生徒はぐっと減ります。
実は、こういう時期は、結構好きなんですよ。普段よりも気楽というか、ラフな感じでやれるんです。
自分が受験生だった時も、ガラガラの教室で先生と妙になごやかな授業をやってもらったのは、ちょっと楽しい思い出です。
2月の受験指導は、主に生徒の個別試験の指導です。
生徒は個々別々あちこちに受験に行きますから、個別試験対策を生徒個別に指導することになります。
私は英語の教員なんで、リクエストはかなりあります。
この時期は、授業とその他の仕事と並行して、生徒から預かったノートに添削をすることが多いです。
こういう時、教員のところに自分からやって来られる生徒は有利です。まあ、そのために、私達は早い時期から生徒に声をかけたり研究室に呼んだりいろいろと働きかけて、いざという時に先生のところへ足を運べるように仕向けておくのですけど。
2月は勉強する教科科目が少ない時期です。多い人でも4教科、たいていは3科目かそれ以下です。少ない教科科目を集中的に頑張ると、意外な学力向上を果たすことがあります。
それと、センター対策を気にせずに個別試験の勉強ができるのは、この時期だけです。だから、センターがまったくダメで浪人がほぼ確定的な生徒にも、この時期の頑張りを強く求めます。ここで頑張っておくと、記述試験の力がかなりつきます。
受験はいよいよヤマ場です。
頑張れ、受験生。