ssh744 sshは安保法案成立に抗議します [社会]
<2015>
sshは19日未明の安保11法案可決成立に抗議します。
私は護憲派を自認しています。
しかし、日本国憲法が絶対であるとは考えていません。国民が熟議ののちに出した結論であれば、憲法の改定はあって構わないと考えます。
私は武力による抑止はあまり好きではありません。
しかし、武力が抑止力として現実に機能していることは認めています。武力は戦乱を抑止する力でもあり、戦乱を引き起こす力でもあります。
私は自衛隊と個別的自衛権を消極的に認めています。
武力が抑止力になる現実がある以上、そうせざるを得ません。
日米安全保障条約には懐疑的です。特に地位協定の現状にはまったく同意できません。しかし、アメリカとの安全保障上の協調は現実的な選択と考えます。日米安保そのものを直ちに廃棄するのは無理でしょう。
それらすべてを認めた上で、今回の採決はまったく受入れられません。
理由の1つ目は、集団的自衛権を今すぐ行使できるようにする必要がないこと。(理由はssh670に詳しいのでそちらを参照。)
理由の2つ目は、政府が最後まで法律の必要性を納得させるような説明をしなかったこと。
理由の3つ目は、違憲立法の可能性が非常に高いこと。
理由の4つ目は、世論調査でも反対が大多数であること。
しかしこれらは、決定的なものではありません。政府が本当に腰を据えて国民的な議論を喚起し、必要なら憲法を改正して立法がなされるのであれば、私自身が反対であっても一応の納得はできるでしょう。
私がこの採決を絶対に認めない理由。
それは、安倍政権が強権政治で民主主義を破壊したからです。
安倍政権は自由を制限し民主的な社会を後退させる、不自由非民主政権です。
sshは日本の民主化のために、再び、安倍政権の即時退陣を求めます。