ssh19 「〜ので」はチョー危険 [面接]
<2006>
面接の小ネタです。
面接試験で、「〜ので」というのは、ものすごく危険です。ぜひやめてください。
なぜか?
例えば、校内放送で、「これから保健委員会を開きますので、」と言った場合、その後にどんな言葉を付け足せるでしょうか?
「委員は集まって下さい。」「至急集まって下さい。」「必ず集まって下さい。」・・・
結局、「集まって下さい」という内容くらいしか、思い付きません。
なぜでしょう?
それは、「〜ので」という言葉は、理由を言うための言葉だからです。
「これから保健委員会を開きますので」と言ってしまった瞬間、保健委員会の開催は、何かの「理由」になってしまいます。
理由に対してに言えることは、結果だけです。この例の場合「集まって下さい」くらいしかありません。
だから、例えば面接で、「なぜ医療を志望したのですか?」と聞かれた時に、「私の祖母が○○で長く入院しているので」と言ってしまうと、その後に続けられる言葉は、「医療を志望しました」とでも言わざるを得なくなります。これではえらく貧相な答弁しかできません。
面接では、あらかじめ準備した答え(「仕込み」などと言いますが)は使い物になりません。
面接官もプロ、仕込みの聞かない質問で攻めてきます。どうしてもその場で考えながらしゃべらないといけません。
だから(ここ超重要!)、言葉の切れ目は、次になるべくいろんなことをつなげられるようにしておく=自由度を高く残しておくのが得策ということになります。
冒頭の例で言うと、「これから保健委員会を開きます。」で一旦文章を切ってしまえば、次に言うことはいくらでも選べます。会場でも時間でも内容でも、何でも言えます。
「場所は○○教室です。」(場所)
「短時間で終わります。」(時間)
「大切な連絡があります。」(内容)
先ほどの医療系志望の例でも、「私の祖母が○○で長く入院しています。」で一旦切ってしまえばいいのです。そうすれば、その後に言うことは、まったく自由に選べます。
「私はそれを見ているとつらい気持ちになります。」(心情)
「年齢的には仕方がない面もあるとは思います。」(譲歩)
「きっかけはささいなことでして、・・・」(さらに以前の話にバック)
「〜ので」という言葉には、自分で自分の言葉を縛ってしまう毒があります。
書き言葉なら消しゴムで消して書き直せますが、面接の場合、一旦「〜ので」と言ってしまうと、それに縛られてしどろもどろになってしまいます。面接本番は誰しも緊張しますから、なおさらです。
もし、面接の練習でしどろもどろになりやすいという人がいたら、まず「〜ので」を封印してみてください。そして、一文一文をスパっと切る!こうすれば、その文の続きは自由に選べます。
小学校のころ、作文の授業で「一文一文は短く」と教えられた経験はありませんか?
あれも同じです。
文は短く切ってしまった方が、その後が続けやすいのです。
(そういう点では、「〜が」「〜したところ」「〜に対して」などの接続助詞はすべて危険をはらんでいます。しかし、「〜ので」というのは口癖になってる人が多い上に縛りがキツいです。危険性は飛び抜けて高いと思います。)
面接の小ネタです。
面接試験で、「〜ので」というのは、ものすごく危険です。ぜひやめてください。
なぜか?
例えば、校内放送で、「これから保健委員会を開きますので、」と言った場合、その後にどんな言葉を付け足せるでしょうか?
「委員は集まって下さい。」「至急集まって下さい。」「必ず集まって下さい。」・・・
結局、「集まって下さい」という内容くらいしか、思い付きません。
なぜでしょう?
それは、「〜ので」という言葉は、理由を言うための言葉だからです。
「これから保健委員会を開きますので」と言ってしまった瞬間、保健委員会の開催は、何かの「理由」になってしまいます。
理由に対してに言えることは、結果だけです。この例の場合「集まって下さい」くらいしかありません。
だから、例えば面接で、「なぜ医療を志望したのですか?」と聞かれた時に、「私の祖母が○○で長く入院しているので」と言ってしまうと、その後に続けられる言葉は、「医療を志望しました」とでも言わざるを得なくなります。これではえらく貧相な答弁しかできません。
面接では、あらかじめ準備した答え(「仕込み」などと言いますが)は使い物になりません。
面接官もプロ、仕込みの聞かない質問で攻めてきます。どうしてもその場で考えながらしゃべらないといけません。
だから(ここ超重要!)、言葉の切れ目は、次になるべくいろんなことをつなげられるようにしておく=自由度を高く残しておくのが得策ということになります。
冒頭の例で言うと、「これから保健委員会を開きます。」で一旦文章を切ってしまえば、次に言うことはいくらでも選べます。会場でも時間でも内容でも、何でも言えます。
「場所は○○教室です。」(場所)
「短時間で終わります。」(時間)
「大切な連絡があります。」(内容)
先ほどの医療系志望の例でも、「私の祖母が○○で長く入院しています。」で一旦切ってしまえばいいのです。そうすれば、その後に言うことは、まったく自由に選べます。
「私はそれを見ているとつらい気持ちになります。」(心情)
「年齢的には仕方がない面もあるとは思います。」(譲歩)
「きっかけはささいなことでして、・・・」(さらに以前の話にバック)
「〜ので」という言葉には、自分で自分の言葉を縛ってしまう毒があります。
書き言葉なら消しゴムで消して書き直せますが、面接の場合、一旦「〜ので」と言ってしまうと、それに縛られてしどろもどろになってしまいます。面接本番は誰しも緊張しますから、なおさらです。
もし、面接の練習でしどろもどろになりやすいという人がいたら、まず「〜ので」を封印してみてください。そして、一文一文をスパっと切る!こうすれば、その文の続きは自由に選べます。
小学校のころ、作文の授業で「一文一文は短く」と教えられた経験はありませんか?
あれも同じです。
文は短く切ってしまった方が、その後が続けやすいのです。
(そういう点では、「〜が」「〜したところ」「〜に対して」などの接続助詞はすべて危険をはらんでいます。しかし、「〜ので」というのは口癖になってる人が多い上に縛りがキツいです。危険性は飛び抜けて高いと思います。)
2017-09-07 18:31
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