ssh386 実戦トレーニング~東シナ海で船と船がぶつかって大問題になっている件 [小論実戦トレーニング]
<2010>
2011年度大学入試、推薦・AOシーズンに合わせての実戦トレーニング第1段。今回は思い切って大ネタで行きます。
<本年9月の尖閣諸島中国漁船衝突事件とそれに付随する問題について、あなたが考えることを800字で述べなさい。>
—注意—
1 尖閣諸島って、どこにあるの?地図で確認すること。
2 尖閣諸島の領有権について、日本と中華人民共和国と台湾はどんな見解を示しているか?双方の見解を十分に調べること。歴史的経緯まで調べるのがベスト。
3 今回の事件の流れ(中国漁船の衝突・船長逮捕・日中間の軋轢・釈放)を時間を追ってまとめること。
4 今回の出題は「尖閣諸島問題について述べよ」ではありません。9月以降の一連のトラブルについてあなたが考えたことのうち、800字というごく少ない文字数でまとめられそうな考えを述べなさいということです。従って扱うのは外交問題でなくても、例えば報道の問題や教育問題や世代問題でも構いません。例えばこの事件のあとで起きた身近な出来事についての考察でもいいのです。
5 他人の意見を参考にすることはOKですが、鵜呑みはNGです。
6 論理的に述べられていれば、どのような立場を取ってもOKです。イデオロギーは不問です。
7 調べるにあたっては、小学校の国語で勉強した「事実と意見を峻別する」ことをしっかり守ること。特にネットで検索する場合、この問題は意見は山ほど流通しているのに対して事実情報が非常に少ないので注意すること。
8 当たり前のことですが、小論文として書くこと。
この実戦トレーニングは、完全なる文系ネタです。想定する対象学生は、法学・政治学・国際関係学・観光学あたりの志望者。攻略法は後々紹介します。