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ssh507 あなたも人気ブロガーになれる〜ブログランキングに学ぶ人気記事の作り方 [マスコミュニケーション論]

<2012>

 

 何を隠そう、私はブログランキングというものの存在をわりと長いこと知りませんでした。

 他人様のブログによくあるヘンなマークと、その横に書いてある「応援よろしく」とか「クリックしてね」とか「ポチッと・・・」、ありゃ一体何なのかしら?と不思議に思ってまして。で、試しにクリックすると、全然見たことのないページに飛ぶ。何か怪しいなあと警戒して、それっきり。

 

 そんな私のsshも今ではにほんブログ村のランキングに参加しています。けど、私は順位を上げたいという思いはそれほどありません。もちろん順位が高けりゃ嬉しいし低けりゃ嬉しくないですが、順位を上げるために何かしようという気はありませんです。

 sshは地味なブログです。画像も少ないし、11つの記事がやたらと長い。あまりお客さま本意じゃありません。そもそも小論文ってカテゴリーそのものが、学校教育でもまだ色物扱いの分野です。

 

 そんなsshなのに、にほんブログ村の人気記事ランキングで驚くような順位をいただくことがあります。

 それは、タイトルに著名人の名前が入っている場合(最近だと橋下センセイ)と、日の丸・君が代関係の記事。

 

 ブログ記事が人気を得るには、わりとはっきりした理由があるみたいです。そこで、にほんブログ村をちょこちょこ見回して、私なりに人気記事作成のhow toを探ってみました。

 これで今日からみなさんのブログもアクセス増加間違いなし。かも。

 

 

・人気記事作成のテクニックその1・・・タイトルこそすべてと肝に銘じるべし

 ブログランキングはアクセス数だけで決まります。だからとにかくアクセスしてもらうことが必要。そのためには、クリックしてもらえるようなタイトルこそが何よりも大切です。

 タイトルは刺激的にしましょう。

 学校の先生への批判を書きたかったら、思い切って「アホ学校のバカ教師ども」とか書くのがよろしい。学校の先生に恨みつらみのある人はもちろん、学校の先生自身も「何を、ふざけおって」とばかりに、まんまとアクセスしてきます。

 同様に、タイトルにはよく検索してもらえそうな言葉を入れましょう。AKBだの橋下だのといった時の人の名前を使うのもいいし、国旗国歌とか中国韓国北朝鮮とかウヨ/サヨ的に盛り上がりそうなものもいい。

 一番強力なのはエロっちいキーワードです。sshでも「パンチラしずかちゃん」というタイトルの記事はエロネタでも何でもないのにダントツのアクセス数を誇ります。

 なんにしても人寄せが目的なんですから、タイトルと中身はあまり関係なくてもいいのです。アクセスしてもらえりゃ、それでいいんです。

 タイトルに命をかけましょう。人気ブロガーの第一歩は、物書きとしてのウデより、コピーライターとしてのセンスです。

 

 

・人気記事作成テクニックその2・・・記事は短く、画像は多く

 一見(いちげん、初めて来る人のこと)のお客さんにとって、あまり本格的な記事は消化しにくいものです。長~い記事は最後まで読んでもらえない可能性大。

 人気を最優先するなら、記事はとにかく短く、短く。これが鉄則です。極端な話、ツイッターレベルの短文でもいいのです。

 あんまり短いのはどうもなあ、という人は、字を大きくしたり色をつけたりすればいいのです。

 記事を短くするには、論理や譲歩や丁寧な考察はジャマです。スパッと歯切れよく、断定的な文面に仕上げましょう。斬って捨てる姿勢は好適。誠実な文章は歯切れが悪いから最低です(ssh354参照)

 そういう意味で、画像は訪問者にはたいへんにfriendlyで結構なものです。画像オンリーで文字情報ゼロの記事は、文字オンリーで画像ゼロのものよりずっとよろしい。

 ただ、いい気になって画像をいっぱい貼付けると、表示が遅くなってアクセスが悪くなりますから、そこはほどほどに。

 

・人気記事作成テクニックその3・・・敵を作り、叩く

 火事とケンカは江戸の華、のみならず。ブログの世界も、火事(炎上)とケンカは華です。盛り上がります。

 手っ取り早いのは、他のブロガーにケンカをふっかけることです。ケンカという言い方が下品なら、批判をするとか論難すると言ってもいい。

 私が登録している「教育論・教育問題」のカテゴリーでは、ちょいちょいブロガー同士の衝突が起きます。より正確には、やたらと攻撃的なブロガーが他のブログ記事を叩く。叩かれた方はそれに応戦する。

 これが始まると、双方のブログとも、一気にアクセスが増えます。

 敵はブロガーでなくても構いません。 学校を叩く、公務員を叩く、日教組を叩く、政治家を叩く、タレントを叩く、等々。ケンカ腰のブログは引力が強いのです。

 大いに敵を作り、どんどん攻撃しましょう。攻撃的であればあるほど、アクセスは増えます。

 なお、もし攻撃を受けた場合は、同じような姿勢で応酬するとアクセスはぐんと増えます。逆に丁寧に批判や反論をすると記事が長くなり、「テクニックその2」で指摘した「記事は短く」と合わなくなり、アクセスが減り、ケンカはじきに盛り下がっていきます。

 

・人気記事作成テクニックその4・・・ネタは刺激的なものを選ぶ

 ランキングはアクセス数だけの世界。数を稼ぐには、とにかくたくさんの人の注意を引くこと。少数の深い読者より、浅くても一見でもとにかくたくさんの人に立ち寄ってもらうことが得策です。

 従って、一般大衆が敬遠するような難しい話題、例えば小論文なんてのを選ぶのは愚の骨頂です。誰にでもとっつきやすいネタをこそ選びましょう。具体例としては、タレントネタ・色恋(エロ含む)ネタ・ダイエットなどの美容健康ネタ・投資や宝くじ必勝法などのeasy money(楽して儲ける)ネタ・公務員批判ネタ・教育問題ネタ・右翼左翼ネタ、などなど。

 みなさんのケータイやPCに迷惑メールは届きませんか?迷惑メールの件名こそが、刺激的で大衆ウケのするネタのよい見本です。

 

・人気記事作成テクニックその5・・・自分が人気者になる

 以上は一般のブロガーがランキングを上げるためのテクですが、テクなんかなくてもわっとアクセスを集める人がいます。

 それは、有名人。

 いくら一般人が頑張った所で、タレントなどの有名人のブログに、アクセス数でかなうわけはありません。

 もともと有名な人であれば、何をやっても注目度は最初から全然違います。

 

 

 さあ、これで今日からみなさんも人気ブロガーです。大いにアクセス数を稼ぎましょう。なお、具体的なサンプルを見たい方は、

1 にほんブログ村など、ランキングをやっているサイトにアクセスする。

2 適当なカテゴリーへ行く。

3 人気記事ランキングに載っている記事へアクセスする。

 そうすると、だいたい上記のテクに従ったものが見つかるはずです。

 

 にほんブログ村の教育論・教育問題カテゴリーだと、人気記事ベスト107割くらいはこんな感じの記事です。

 中には人気記事の常連さんがいます。そういう人は、上記のような記事ばかり書いている人です。

 そんな記事ばかり執拗に生産し続けられる、その才覚というか意欲みたいなもんは、まあ感心しないこともないですけど、やってて虚しくなったりはしないんでしょうかね。 

 

 

 と、ここまで書いてみて、あれ?と思いました。

 これ、石原慎太郎センセイや田中康夫センセイや小泉純一郎センセイや橋下徹センセイの政治手法そのものじゃありませんか。

 何のことはない。

 ブログ界で人気者になる秘訣は、政界と大して変わりゃしないんですね。

 

 

 なお、sshはこれからも地味に地道にじっとりと行く所存であります。


 

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