ssh590 BGMが多すぎる [社会]
<2013>
先日、家族とショッピングセンターに買い物に行きました。
女性軍があれこれ楽しんでいる間、私はベンチに座ってイヤフォンで音楽を聴いて暇つぶししてようと思いまして、12月に購入したiPod classicを持参して買い物に行きました。
私は音楽好きでオーディオ好きですけど、イヤフォンやヘッドフォンはあまり使わないのです。出先で音楽を楽しもうと思ったのはホンマに久しぶりのことです。真新しいiPodをポケットに入れて、私はちょいとうきうきとした気分で女性軍のお買い物にお付き合いしました。
自分自身の買い物はすぐに済みましたので、予定通りベンチに座ってじっくりと音楽鑑賞とシャレ込むことにしました。
で、感想。
ショッピングセンターってのは、こういう音楽鑑賞には実に不向きな環境ですな。イマイチでした。
理由は、店内に流れるBGM。
とにかく、どこに行っても、ずーっとBGMが流れている。
それぞれの売場では、それぞれのBGMが流れている。
売場を離れると、今度は建物全体向けのBGMが流れている。それもかなりの音量で。
音楽ってのは、ずーっと同じような音量で鳴っているとは限りませんからね。イヤフォン側の音楽が静かになると、完全にBGMに負けてしまいます。
昨今はノイズキャンセリング回路つきのヘッドフォン(逆相の音を作って外部の音を能動的に弱める回路)というのが人気ですけど、あれって実は音楽を楽しむためにBGMをキャンセルするのが狙いなんじゃないですかね。
日本の街中はうるさい、というのはよく言われていることです。
駅に入ればのべつまくなし案内放送、店に入ればBGM、街頭でもあちこちから音楽やら宣伝やらが流れてくる。電車やバスの中でもしきりと方法が入る。交差点では歩行者用信号から電子音が流れてます(目の不自由な人のためと言いますけど、オーストラリアのそれは押しボタンから最小限の音が出るだけのいたって静かなものでした)。
私は日頃クルマで移動してますけど、夏場に窓を開けていると、信号待ちの度に結構な音量のBGMが攻め込んできます。車内のFMやCDが妨害されるレベルです。
クルマにしてそうなんですから、歩行者は相当な音を浴びているわけです。
私は音楽を聴くこと自体は好きなのですけど、聴きたくもないものを強制的に聴かされるのは大キライです。
街の空間をBGMで埋め尽くさなくったって、いいじゃないですか。
せっかく買ったiPod classicですが、我が国にいる分には、活躍の機会は家の中とクルマの中が中心になりそうな感じです。これじゃ何のための携帯音楽プレーヤーなんだか。
しゃーない、3月のオーストラリア出張での活躍に期待しましょうか。