SSブログ

LHR75 デスクトップオーディオのお化粧直し [DIY記]

<2013>

 

 ゴールデンウィークにちょっとした手仕事をいたしました。ずいぶん日が経ってますけど、ここんとこカタい話ばっかりでしたので、息抜きにご紹介。

 

 今回の課題は、デスクトップオーディオのスピーカーのお化粧直し。まずは完成写真を。


DSCN1335.jpg


 このスピーカーには、ちょっとばかり歴史があります。

 こいつを作ったのはもう30年以上前。学生時代にアパートの庭で作ったものです。板材はラワンの棚板。ビンボー学生に電動工具が買えるはずもなく、工作はすべて手作業。安物の糸ノコで丸い穴を空けるのは大仕事でした。

 ユニットはホームセンターで見つけた1000円ほどの無印8cmフルレンジ。最近それがダイトーボイスAR-7という今でも製造販売されているものだと知りました。

 設計は適当、工作もいい加減でしたが、音はそんなに悪くなくて、マトリクスのリアにしたり、カセットプレーヤーにつないだりして使っていました。

 

 社会人になってからは出番らしい出番もなくホコリをかぶることが増えましたが、7年前に復活。ノートPCのヘッドフォンジャックにつないで使い始めました。寄る年波でオシャカになったAR-7に代えて、ソニーのTVから取り外したユニットを強引に取り付けました。

 さらに本年1月、実家の古いコンポとiPodでデスクトップオーディオを組み、いよいよ新たな人生を歩むことになりました。(LHR68参照)

 

 こうなると、雑な作りがいかにも見栄えが悪い。少しは何とかしてやろうということで、ゴールデンウィークにお化粧直しを施した次第です。

 
DSCN1336.jpg

 カンナ・木工ヤスリ・紙ヤスリ・電動サンダーを総動員してエンクロージャー()を磨いて、砥の粉で目止めをして水性ニスを重ね塗りしました。強引なユニット交換の時に発生した隙間を隠すために、自在錐でドーナツ状の円盤を作りました。板材は「揖保の糸」の箱です。

 

 同時並行で、メインシステムのリアスピーカーも再塗装しました。

DSCN1338.jpg

 色は同じですが、重ね塗りで光沢と色調がよくなりました。

 

 

 自在錐というのは電動ドリルに取り付けて丸い穴をあける道具です。寸法が自由に決められるのでこういう名前がついているものと思われます。

 自在錐を使うのは始めてだったのですが、実は最初の作業ではネジの締め付けが甘くて、作業中に錐の歯が吹っ飛んでスチール物置の壁に穴が空きました。ほんの4分の1回転ばかりズレて飛んでいたら間違いなく私の身体に刺さっていたでしょう。いや、ホントに肝が冷えました。

 

 

 

 てなことを書いている最中、校長先生はというと、いつものように幸せそうなのでした。


DSCN1331.jpg

 この夏も作りたいものはあるのですが、仕事も家の中もちょいと多忙なので、果たして着手できるかどうか。図面はもう出来ているんですが。

 

nice!(1) 

nice! 1