ssh627 フクイチを6年4ヶ月で終息させると公約した晋三坊ちゃま

<2013>

 

◆◆安倍晋三首相は４日午前、東京電力福島第１原発の汚染水漏れ問題に関し、２０２０年夏季五輪の東京開催に影響することはないと、７日にブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）総会で訴える考えを示した。首相官邸で記者団に「政府が前面に出て完全に解決していく。抜本的な措置を断固たる決意で講じており、7年後の20年には全く問題ないとよく説明したい」と語った。（2013/09/04　時事ドットコム）◆◆

 

　坊ちゃま、7年じゃなくて6年4ヶ月ですよ。2020年まであと76ヶ月です。

　それにしても、IOC総会で2020年には全く問題ないと断言してしまうとは。実に素晴らしい。

　2011年3月に大事故を起こして以来、まったく収束も終息もメドの立たない福島第一原子力発電所(フクイチ)。

　野田の人でなしが収束宣言を出したのが2011年12月。

　これまでもフクイチの事故については、いろんな人が危険性や懸念を指摘していました。で、そのたびに行政も東電も御用学者サンたちもそんなことはないと否定していた。

　結局それらの指摘はことごとく当たっていました。メルトダウンは起きていたし、放射能はたっぷり漏れていたし、およそ収束などしていなかった。

　で、今年になって、猛烈な放射能を持った水がだだ漏れになっていることを東電はしぶしぶ認めました。で、その後も相変わらずしぶしぶと情報を後出ししています。

　フクイチについては、政府と東電が否定することは全部当たっていると推測するのが経験上正しそうです。東電、まだまだ相当な情報を隠していそうです。

 

　こんなフクイチを、あと6年4ヶ月で「全く問題ない」状態にすると国際社会に向けて大っぴらに公言した我らが晋三坊ちゃま。すごいですなあ。全く問題ないってんだから、これは収束宣言どこか終息予告です。

　オリンピック招致に悪影響がありそうだとなったら(今ごろ気付くなんて鈍いよ)慌てて国費投入とか言い出してますから、時の政権にとってオリンピックってのは福島県民の健康よりもはるかに重要なんでしょうな。

 

　ここはひとつぜひ、坊ちゃまのこの国際公約を実現していただきたい。2020年までにフクイチを終息させられるのなら、素晴らしいことです。オリンピックの1つや2つ応援してあげますよ。

　いや、招致に失敗したって構いません。一国の総理大臣が国際舞台ではっきり公言したのです。その重みは招致の可否なんかで変わりゃしません。

 

　2020年フクイチ終息を実現しよう。

　あと6年4ヶ月。頑張れニッポン。

 

 

　ところで、どうやって終息まで持って行く予定なんでしょうか？

 

　さしあたりsshとしては、オリンピック招致に成功した場合、その経済効果として期待されている2兆数千億円のお金を全額フクイチ対策に充てることをご提案いたします。オリンピックの関連事業に携わる企業もすべて無償のボランティアワークとし、支払われるべき代金やギャラはすべてフクイチ対策に回す。これでこそ復興のためのオリンピックでしょう。