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ssh606 アイドルにダメ出しされたファンはどうする?〜晋三坊ちゃまの場合 [社会]

<2013>

 

◆◆安倍首相、排外的デモを非難=フェイスブックで呼び掛けへ (時事通信 57()1857)

 7日の参院予算委員会で民主党の鈴木寛氏が、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥的なデモが国内で横行しているとして、安倍晋三首相に見解をただした。首相は「一部の国、民族を排除しようという言動があることは、極めて残念だ」と非難した。

 デモは「コリアンタウン」として知られるJR新大久保駅周辺などで今年2月ごろから行われている。首相は「他国や他国の人々を誹謗(ひぼう)中傷することで、われわれが優れているという認識を持つことは間違っているし、結果として自分たちを辱めていることにもなる」と強調した。

 鈴木氏は「首相のフェイスブックにもそうした(排外的な)書き込みが増えている」と指摘し、行き過ぎた言動は慎むよう呼び掛けることを提案。首相は「私のフェイスブックでそういうエスカレーションを止めるべきだとコメントしたい」と応じた。◆◆

 

 記事中には出てきてませんが、昨今の東アジア人への排斥運動の中心的役割を果たしているのは「在日特権を許さない市民の会」略して「在特会」です。詳しく知りたい方はネットでいくらでも情報が手に入ります。

 これらの運動のおかげで、「ヘイトスピーチ」というこれまで耳慣れなかった言葉がにわかに時代のキーワードになりつつあります。

 ヘイトスピーチというのは憎悪に満ちた暴力的な差別発言、と考えてもらえればいいでしょう。特によく問題になるヘイトスピーチは民族・宗教がらみのもの。「◯◯人は出て行け」とか「××教徒を皆殺しにしろ」とかいうのが、典型的なヘイトスピーチです。民族や宗教における偏見差別は、ホロコーストや戦争の原因にすらなるほど深刻な問題です。なので多くの国でヘイトスピーチは違法とされています。


 

 晋三坊ちゃまはネトウヨ君たちに妙に人気があります(ssh588「坊ちゃまはアイドル」)

 そのネトウヨ君たちは中国()と朝鮮半島両国(の人)が大々々っキライ。彼ら彼女らは在特会との親和性が高い。会員の方もたくさんいらっしゃるのでしょう。

 ssh588では、晋三坊ちゃまを熱烈支持するネトウヨ君たちが、彼の命運に悪影響を与えかねないということを書きました。長期政権を望むなら、内政以上に外交が重要。他国との関係を悪化させると、回り回って(主にアメリカのご機嫌を損ねて)政権を失いかねない。だからウヨ君たちが調子に乗って靖国だの在日排斥だのと怪気炎を上げるとアイドル晋三坊ちゃまの首を絞めかねないと。

 

 

 冒頭の記事を見ると、どうやらアイドルはファンとの距離を置くことに決めたようです。

 

 

 こうなると、ちょっと心配になるのが、ファンの方々の今後。

 何せアイドル(idol)とは偶像のこと。崇拝する対象に「あまり近づかないでくれ」と拒まれたら、そりゃショックでしょうに。

 果たして彼ら彼女らはどうするのでしょうか?考えられる可能性としては、

  1. アイドルの勇気ある発言に目を覚まし、ヘイトスピーチを今後は控える。
  2. アイドルというものに失望し、ファン稼業から足を洗う。
  3. アイドルの変節に幻滅し、別のアイドル(たとえば石原のクズ)に鞍替えする。
  4. アイドルの裏切りに逆上し、アイドルに憎悪をぶつける。
  5. アイドルを盲目的に愛するが故に、今回の件はなかったことにする。

 私としてはもちろん1.を期待したいのですが、それは難しいかもしれないですね。憎悪の気持ちってのは、持つのは簡単だけど捨てるのは本当に難しいですから。

 一番ありそうなのは5.ですね。

 にほんブログ村教育論教育問題カテゴリーにも、ほとんど場違いなネトウヨブログが数本エントリーしております。場違いも何かの縁ということでたまに覗きにも行っているのですけど、今のところこの件についての反応は皆無。やっぱりなかったことにしたいんでしょうね。かわいいなあ。

 

 

 坊ちゃまが「私のことをキライになっても、アジア近隣の人たちをキライにならないでください!」って言ってくれたら、あるいは私もちょっとファンになれたかも。


 

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