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ssh643 推薦入試は打率3割の世界 [志望理由・進路選択]

<2013>

 

 10月からこのかた、推薦入試の仕事で大変だったと愚痴ってばかりのsshでした。

 あれだけ愚痴ったのだから、その結果を一応ご報告しておきます。出願した生徒のほぼ半分が合格しました。

 私が担当した生徒も合格率はだいたい5割でした。自分のクラスもそんな感じ。

 一人でも不合格になれば落胆するのが人情ってものではあるのですけど、冷静に受け止めれば善戦だと思います。受験者は大半が国公立でしたし。

 

 推薦は、まあ3人に1人くらいしか結果が出ないというのが私の感覚です。

 一般公募推薦は、大学によって差はありますが、ひっくるめると競争率は3倍くらいです。3人に2人は落ちます。

 指定校推薦であれば推薦が決まった時点でほぼ合格します。しかし、その推薦を受けられるかどうかの競争があります。こっちも推薦を勝ち取るチャンスは3分の1くらいじゃないですかね。

 

 推薦入試は、概して定員が小さく設定されています。定員100人の学部なら、推薦はそのうち10人とか20人とか。教育学部とか医学部保健学科とかのように専攻科が細かく分けられていると、推薦の合格者が3人くらいなんてこともあります。

 定員が小さいと、合否はかなり運に左右されます。

 合格者が3名という学科に、すごーくデキのいい学生が2人受験したら、残りは1席しかありません。


 

 推薦入試に挑戦する生徒たちに、私は今年、次のようなことを強く伝えました。

  • 「ダメもと」で臨むこと。決して「ここで決めよう」などと思わないこと。
  • 3人に2人は落ちる。落ちる人の方が多いと理解すること。
  • 試験では自分の本当の想いを面接官に伝えることを目標とすること。
  • 合格を渇望しないこと。面接で卑屈になる。打率3割の世界だから、三振覚悟のフルスイングで思い切り良く臨むこと
  • 最悪の受験は「コイツは本当にここで学びたいわけじゃないな」と思われること。それだけは絶対に防ぐこと。
  • 自分の想いを全て伝えての不合格は仕方がないし、諦めもつく。運がなかった(もっといい学生がいた)というだけ。
  • 試験が終わったら、すぐにセンターに向けて勉強を始める。

 

 幸いなことに、不合格になった生徒たちも前向きに頑張り始めています。

 2014年度入試はまだまだこれからです。生徒だけでなく、私も頑張らんと。


 

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