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ssh637 7th Anniversary & 総閲覧数150万件のお礼 [ご挨拶&エッセイ]

<2013>

 

—2013112日追記および訂正あり

 

 201310月にアップがわずか3回という記事更新頻度過去最低記録を打ち立てたsshであります。

 その10月中に、総閲覧数が150万件となりました。

 また、sshの創立記念日1020日に、開校87周年を迎えることができました。

 ほとんど休校状態のsshにもご訪問いただく方がいらっしゃいまして、ありがたいやら申し訳ないやらであります。みなさん、本当にありがとうございます。

 

 節目の御挨拶はいつもエッセイ的なお話を書いております。

 しかし、今回はちょっとその余裕がありません。

 あれらのエッセイ的な記事は、節目が近づくと準備を始めていました。あらかじめ下書きをしてあったのですね。だから節目になるとすぐにアップできた。

 今回はあきまへん。10月はまったく余裕がありませんでした。

 というわけで、創立87周年と総閲覧数150万件が重なったこのビッグな節目は、201310月の多忙に関する愚痴を書くことにいたします。情けねえなあ。

 

 

 10月の私が忙殺された大きな理由の一つは、顧問を務めるダンス部であります。


 

 毎年10月から11月に、県の総合文化祭があります。そこに8年前からダンスフェスティバルが加わりました。sshと同じく、当年とって8歳のイベントです。今年は1020日でした。

 ここのところダンスの活動をする高校生はひたすら増加傾向です。わが県のダンスフェスティバルも参加校数・

参加人数とも年々増えています。

 人が増えると組織もきちんとする必要があります。昨年から専門部というきちんとした組織が発足しまして、私shiraはその初代理事長なのであります。実務は事務局長がやってますから名誉職的なものではあるのですけど、役職にあることはあるのです。

 そういうわけで、1020日に向けて、あれこれ準備があってドタバタしていたのです。当日は当日でますますドタバタしておりました。何しろ私は肝心の各校の発表をほとんど見ていないのです。ずーっと運営面のお仕事がありまして。

 103日から更新がパタリと止まったsshの久々の更新が21日だったのは、フェスティバルが終わったせいだったのですね。

 

 

 まあ、それだけだったら、21日以降に従来のペースに復活することができたんでしょうけど。

 今年はやることが多いのですよ。


 今年は本業の方で高3生の担任をやっています。

 10月は推薦・AOの出願準備シーズンです。これが大変だった。

 

 まず、自分のクラスで出願する生徒がたくさんいた。え~と、5人だったっけ、6人だっけ。・・・と、すぐに思い出せないような感じなのですよ。って、ちゃんと思い出したら自分のクラスが6人でした。この6人の調査書と推薦書を作成し、志望理由書の作成指導をしないといけない。

 

 志望理由書の作成は大変です。自分の中にある思いを、赤の他人である面接官にわかるような言葉で客体化し対象化する。高校生が一人でやれる仕事じゃありません。どうしても他者の視点からいろいろと質問やらツッコミやらをもらわないと客体化できない。

 ・・・ということはsshでもこれまで何べんも書いてきました。志望理由書は、作成する本人が一番大変です。

 なんですけど、指導する側も相当に消耗するのですよ。

 

 消耗する理由の一つは、指導する側は複数の生徒を相手にするということです。

 一対一なら、そんなに苦労はないです。丁寧に手間隙かけてやればいい。

 でも、学校ではそんな悠長なことはやってられません。同時に複数の生徒の指導を受け持つ。A君の面談が済んだらすぐにBさんと面談する。廊下にはC君とDさんが待っている。もちろん、たくさんいるからって、一人一人を手抜きするわけにはいきません。

 

 今回、いつになくたくさんの生徒の指導を受け持って、改めてわかったのですけど、志望理由書の作成指導って、体力とか気力とか知力とかじゃなくて、体内の細胞を切り取って吐き出しているような消耗感がありますね。

 高校生と言えども、これまでの178年間、いろんなことを経験しいろんなことを考えて生きてきています。そして例えば「私は看護師になりたい」と決意している。ただ、自分の気持ちゆえ、明確に言語化され客体化・対象化されていない。

 生徒と面談し、話を聞き、問をぶつけ、必要な情報を調べさせ、何かヒントが見つかればそれを突破口に言語化・客体化・対象科を図る。(何が何だかさっぱりわからないですかね。)

 この作業は、何かを教えるとか、導くとか、伝えるとか、そういうのとは相当に違うんですよ。

 

 何と言いますか、生徒の人生の一部を体内に取り込んで、自分の一部にして、そこに自分なりの疑念や理解を与えて、再び体外に出すような感じでした。

 で、入れて出す時に、自分の肉体の一部もいっしょに出て行くような感じなんです。

 今思い出したけど、自分のクラスの6人以外に、諸事情あって担当した別のクラスの生徒が3人ほどいましたっけ。いやあ、我ながらよくやるわ。


 加えて、10月は中3の長女のお勉強のコーチもかなりやらねばなりませんでした。

 職場で入れ替わり立ち替わり生徒と面談し、生徒の志望理由書の下書きを添削し、推薦書や調査書の草稿を書き、家に帰れば娘に中学校の勉強を指導する。これが私の10月下旬だったのです。そりゃ、ブログ記事なんか書く気力もなくなりますよ。家人は学校のセンセーが自分の子どもの勉強の面倒を見るのは当然じゃんという感覚らしく、別にありがたいとも大変だなとも思わないみたいですけど。


 以上が多忙な10月の愚痴であります。情けない愚痴を御挨拶に代えたいと思います。

 消耗感が癒えてきたら、また軽っちい記事をアップするはずですので、これからもsshをよろしくお願いいたします。


追記と訂正のお詫び

 いやあ~あ~、はっはっは。引き算を間違えておりました。ssh開校は20061020日ですんで、本年は8周年ではなく7周年でありました。

 ま、それほど脳ミソが疲弊していたということで、お許しを。


 

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