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LHR79 なんでも屋、フル稼働中 [ご挨拶&エッセイ]

<2013>

 

 相変わらず記事更新が蝸牛(かぎゅう、カタツムリのこと)の歩みのsshであります。ssh637で愚痴った推薦書作成での忙殺モードは終わりましたけど、今度は小論文と面接の指導がありまして。さらに長女の方も2学期のヤマ場を迎えておりまして、公私ともにセンセイなのであります。

 

 この状況は4年前も同じでした。4年前も担当クラスが3学年で、長男が中3。あの時はこんなに忙しくなかったような気がして4年前の記事更新状況を確認してみまんですけど、あにはからんや、やっぱり更新はひどく鈍っていました。数少ない記事中でも忙しい忙しいと愚痴っていて。まことに人間の記憶はアテになりません。

 ただ、4年前は推薦入試に挑戦したのがクラスでたった1名だったのです。だから推薦書作成に関しては間違いなく今年よりラクでした。計算上は今年は6倍忙しいことになります。

 

 てなわけで、現在は面接と小論文の指導でドタバタしております。私の仕事場のスケジュールカード(時間割表に毛の生えたような自製の紙)には、週末の回転寿しかファミレスの受付の如く、生徒の名前と順番が書き込まれております。

 つーても、別に私が面接・小論指導を一手に引き受けているわけじゃありません。んなことは不可能です。ちゃんと校内の職員が分担して担当しています。

 

 面接・小論の指導担当は、その生徒の志望分野に応じて決めていきます。文学志望なら国語科か英語科の教員、歴史学なら社会科、芸術なら芸術科とか。一番ラクなのは教育系志望者です。こちとら現職の教育職ですから。

 けど、そういうラクなものばっかりじゃありません。経営学とか地域政策学とか言語学とか行動心理学とか国際関係学とかいうのは校内に専門家はいません。理学工学農学ともなれば、専攻によって機械とか金属とか森林科学とかもうバラバラです。

 

 こういう時に、私のような「なんでも屋」(LHR7)がにわかに脚光を浴びるのです。


 

 昨今の私は、国際政策学だの法学だの言語学だの比較文学だの薬学だの看護だの助産だの検査技術だの教育だの経営学だのと、まさになんでも屋の面目躍如という感じでやっています。

 ある生徒と途上国の貧困問題について考察し、直後に別の生徒と小学生の音楽教育について深めさせ、そのあとまた別の生徒に終末医療と出生の共通点を探させたり。ホント、私はいったい何の先生なんでしょうか。

 

 もう一つ愚痴をこぼすと、面接小論で英語を使う大学がすごく多いのですよ。ちょいとムズい学校だと小論の課題文はかなりの確率で英語です。それと、面接の口頭試問で英語を求める学校もけっこうあります。工学部とか看護学部であっても。こういうのは英語の先生のお仕事です。

 先日も口頭試問のトレーニングをやりました。その際、過去の出題を調べて、聞かれそうな話題をあぶり出してみました。前任校で自由英作文の指導をした生徒のうちの2人が、私がやらせたテーマとほぼ類似したものが本番に出たと喜んでました。どーせ指導するならそういう金星を狙いたいですからね。

 

 

 一般公募推薦のハイシーズンは11月下旬から12月初旬です。もうしばらく、なんでも屋の多忙は続きそうです。


 

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