LHR104 ニッポンスゴイデスネ雑誌の見出し [ご挨拶&エッセイ]
久々の見出しネタ。
◆◆外国人から見たニッポンは素敵だ! JAPAN CLASS ホワイジャパニーズピープル!?
- ニッポンの”当たり前に外国人が大興奮!
- 日本の”アツすぎる冬”に海外から熱視線!
- 日本犬(特にシバ)のかわいさ、忠誠心に世界中がメロメロ!
- ぐっちーさんの「日本人だけが知らないニッポン経済の底力!」
- ラグビー日本代表に本場から賞賛の嵐!
- ニッポンのお菓子への賞賛がやめられない、止まらない!
- サムライの国の包丁が世界のプロから大絶賛
- メイドインジャパンの筆記具が売り切れるわけ ◆◆
うーーーーーーーーーーーむ。濃いですなあ。広告を見ながらタイプしているだけでお腹いっぱいになってきました。いちいちツッコむファイトが湧きません。
版元の東邦出版は新宿に本社を持つ出版社。スポーツ関係の雑誌や書籍が主力のようですが、中にはくまのプーさん公式ガイドブックとかディズニープリンセススペシャルガイドなんてのも出してます。HPを見る分には、扶桑社みたいにモロにあっちに行っちゃってる会社ではないようです。
にしても、この見出しは相当気持ち悪いですな。「愛国ポルノ」という揶揄があるのですけど、確かにこの見出しにはマスターベーションの臭いがします。他人に見せるようなモンじゃないでしょうという感じの。だいたいJAPAN CLASSって名前からしてよくわかりませんが。ニッポン階級?学級的閉鎖的ニッポン?
もっとも、逆に言えば、21世紀のニッポンにはこのくらいしか威張れることはないという意味でもあるわけで。国際政治や国際経済の面では存在感は下がりっぱなし。もはやこんな些細なレベルでしか誇りを持てないところまで落ちぶれたということでもあります。
この広告は朝日新聞(地方版)の2面で見つけました。広告の真上にあったのは、非行少年少女を自社で雇って更正のチャンスを与え続けているガソリンスタンド経営の社長さんのインタビュー。その対比のあまりの激しさに目がくらみました。
JAPAN CLASS最新号は絶賛、かどうか知らないけど発売中です。本体価格925円。消費税8%は別途申し受けます。