ssh1091 謹賀新年2020、またはshiraの肋骨骨折記

<2020>

　皆様、新年あけましておめでとうございます。年賀のご挨拶は毎度おなじみ校長先生であります。

　校長先生、12月に13歳となりました。元気ではありますが、ご高齢ということで細かいガタは来ております。昨今は目と歯のトラブルに時々悩まされており、点眼薬や葉のケアなどが欠かせなくなっております。対照的に以前痛めた腰はまったく調子がいいようです。

　2019年は現政権の悪辣な部分が一気に噴出した年でした。まもなく通常国会が始まりますが、かなり大変なことになるでしょう。

　私自身の2019年は担任学年の受験でスタートしました。3月まではなかなか多忙でした。校務だけじゃなくて豚児たちの引っ越しもありましたし。4月以降は担任もないので割と負担の少ない立場になりました。7月に大学時代の友達と再会しましたし、先月はU2のツアーにも行けました。U2のライブは初めてでしたが良かったです。12/5の公演では中村哲のために祈ろうというのもありました。

　さて、2020年最初の記事は、痛〜いお話をさせていただきます。

　実は、昨年11月に肋骨を骨折しまして。

　肋骨骨折の原因ですが、はっきり言ってかなりのレアケースです。

　骨折の2週間くらい前から左手首に痛みがありまして、日常生活に少々の支障がありました。一番痛いのが寝転んだ状態から起き上がるときに手を床につく動作。

　私は毎朝軽い筋トレをやるんですが、その日も腹筋やって背筋やろうとしたんですが、左手をかばって妙な格好で勢いつけてエイっとばかりに仰向けからうつ伏せにしようとしたんです。で、フローリングの床に肋骨の1本が強く押し付けられたらしく「バキッ！」てな音とともに激痛が。11月中旬です。

　当初は骨折だとは思わなかったんですよ。筋肉か筋を痛めたくらいの認識で、湿布貼っておとなしくしてればそのうち治るだろうくらいに考えてました。もちろんずいぶんと痛かったんですけど仕事には普通に行ってました。で、しばらくしたら痛みが弱まってきたので安心してました。

　11月下旬のとある日曜日、クルマのタイヤを冬用に交換しました。まだ痛みはあったんですけどやらないわけにはいきませんので。で、やっぱこれがまずかった。その日の夜、寝床で強烈な痛みに襲われました。もう痛くて眠れない。これはあかんと朝イチで整形外科へ。レントゲン撮ったら、やっぱり折れてました、肋骨が1本。

　改めて調べてみると、肋骨の骨折っておとなしくつながるのを待つのが最善の治療法なんですね。炎症は湿布で抑え、痛みは鎮痛剤で和らげ、とにかく安静に過ごす。程度によっては圧迫帯やテーピングで圧迫してやる。

　私も湿布と鎮痛剤と圧迫帯をもらって、2週間くらいしたらまた来てくださいと言われました。

　さてさてしかし、その「安静」ってのが苦闘なんですね。

　肋骨を「安静」に保つには、力の加わらない姿勢でじっとしてる必要がある。実はまっすぐ立っているときや座っているときは肋骨はわりと安静にしてるんです。

　じゃあいつが危険かというと、寝る時なんですね。

　寝床に入って仰向けで朝まで微動だにしないという人はまずいません。誰しも寝床の中では寝返り打ったり手足を動かしたりしてます。

　そういう動作が、一切ダメなんですね。特に寝返りが危険。寝返り打つと肋骨はかなり動きますし、下側には体重がかかります。しかも寝てる最中に無意識でやる可能性がある。激痛で目を覚ますことになります。夜が怖いんです。似たような経験をお持ちの方も異口同音に寝る時が一番大変と言います。

　そうは言っても寝ないわけにはいきません。じゃあどうするのかと言うと、本人が工夫するしかないんですね。人によって折れる部位も違うし痛みが出る姿勢も違うんで、各自が試行錯誤していいやり方を工夫する。枕を替える・敷布団を替える・マットレスにする・膝を枕に乗せる等々、みなさんいろいろ頑張ってらっしゃる。

　私の場合、折れたのが右側面なので、右側を下にして寝るのはNG。逆ならいいいかと言うとこれも肋骨全体に力が加わってしまってけっこう痛い。

　私の場合、良かったのは下の写真。

　青い毛布は抱き枕の代わりでして、これを抱っこして左下で寝ると割と安眠できます。ピンクのタオルケットは仰向けで寝る時に膝の下に入れてます。仰向けってけっこう腰に負担がある姿勢なんですが、膝を曲げると少し和らぐみたいです。

　寝ること以外でけっこうつらいのが、湿布のかぶれ。骨折なので強力タイプの湿布が処方されるんですけど、これ薬効だけでなくノリも強力で、皮膚にはつらいんです。

　整形外科にかかったのが11月24日。前述のU2ライブは12月5日。私は胸に圧迫帯を巻いてさいたまスーパーアリーナに行ったんですね。

　圧迫帯が良かったのか、お酒我慢して毎晩牛乳飲んでたのが良かったのか、とにかく10日ほどでずいぶんラクになりました。で、2週間後に再び整形外科に。骨は繋がり始めているのでこのまま様子を見れば大丈夫だろうと言われまして、ひと安心。

　ひと安心したのがいけなかった。その3日後くらいに油断して右側に寝返り打ってしまい激痛。それから1週間して今度は椅子で居眠りして無理な力がかかり激痛。どちらも圧迫帯をしていない時のことです。

　まったくもって、寝るのが鬼門なんですね。

　現在は痛みはほとんどありません。鎮痛剤も湿布も使っていません。

　圧迫帯は寝る時と出かける時だけ使ってます。

　圧迫帯はあんまりしたくないんですよ。圧迫感がイヤというのもありますけど、ああいうものを巻いてると周囲にへんな力がかかってしまって患部と関係ないところが凝ったり痛くなったりするんで。昔椎間板ヘルニアの治療でコルセット使った時は胸にひどい神経痛が出てしまいました。

　まあでも、痛みがぶり返したのが2回とも圧迫帯を外して寝ちゃったときですんで、やっぱ外して寝るのはまだ怖いですね。

　骨折の診断を受けて以来、同様の経験を持つ方々のブログやサイトの記事にとても助けていただきました。具体的なアドバイスや説明はもちろん、みなさん本当に苦労してるんだなという面でかなり励まされました。

　今回の記事は、そういったものへの恩返しみたいなもんでしょうか。

　もしかしたら私とそっくりの折れ方した方がどこかでこれを見つけて何かの役に立つかもしれないという気持ちもありまして、新春早々痛い話を長々と書かせていただきました。

　それでは2020年もsshスーパー小論文ハイスクールをよろしくお願いいたします。