SSブログ

ssh1097 夏休み大型企画〜TC-K222ESG大修理(1) [DIY記]

<2020>


 新型コロナウイルスことCOVID19のおかげで世の中はすっかり調子が狂ってしまっています。学校もしかり。臨時一斉休校だのオンライン授業だの夏休み短縮だのと、未踏の地を手探りで進んでるような感じです。

 長女の大学も3月からずっと登校が止められていて授業はすべてリモートです。3月に帰省してからずっと家にいます。ぼちぼち卒論の準備もせにゃいかんということで(4年生なので)地元の図書館に通って資料を漁ってます。

 その長女といっしょに図書館に行き、CDが山ほど並んでることに驚き(実は私は図書館に行ったことが一度もなかったのです)、こりゃいいぞと会員登録してじゃんじゃん借りるようになりました。すでに100枚以上借りてます。


 借りたCDはパソコンに保存してますが、メインオーディオシステムで聴きたいものはカセットに録音します。おかげでTC-K222ESGが久しぶりに日々活躍するようになりました。K222ESGで録音したカセットテープは高音質でオーディオ的に十分楽しめます。

 が、好事魔多し。老骨に鞭打たせたのがたたったようで、ある日ストンと作動が止まってしまいました。

 今回の記事は、このストンと止まった日に始まった、shiraとTC-K222ESGの汗と涙とは無縁の、しかしけっこう長い格闘記であります。





 K222ESGはこれまでもベルト類の交換でバラしたことがありますが、ここまで分解するのは初めてです。本来ならファンクションベルトの交換をするときもここまでバラすべきなんですが、そうするとピンチローラーを外さないといけません。K222ESGは2組のキャプスタンとピンチローラーでヘッドをはさむクローズドループデュアルキャプスタン方式で、サプライ側(送り出し側)のピンチローラーにテープパス(テープの走行位置)を決めるガイドがついています。ピンチローラーを脱着するとこのガイドの位置が狂ってしまう可能性があるのであんまりバラしたくなかったんです。でも今回は仕方ない。
 ここまでくれば後は帰り道を戻るだけ、と言いたいところですが、これが本当に冷や汗ものでして。何しろ今までやったことのない作業だし、シロウトにはかなり複雑な構造だし、細かい部品はいっぱい外すしで。無事に帰れるんだろうかと迷子の子どもみたいに不安でした。要所要所で写真を取り、TC-K222ESGの修理に関するネット情報をパソコンに並べ、ビクビクしながらの作業です。


 パンくずを食われてしまったヘンゼルとグレーテルは迷子になっちゃいましたが、幸い写真とネット情報を頼りに再組み立ては無事に終わりました。こういう作業の後にスイッチ入れるのは毎度緊張しますが、ちゃんと通電しました。


 ところがところが。

 状況は作業前と全く同じ。原因はロータリーエンコーダではなかったのか。ガックリすること数日。原因がフォロインタラプタなる部品である可能性がネットで見つかりました。


 フォロインタラプタ交換記は次回。