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ssh1114 年末年始DIY企画〜STR-22リフォームプロジェクト [DIY記]

<2021>

 11月下旬は時間割のお仕事でなかなか大変でした。もとを正せば私の取り掛かりが遅いのが悪いのですけど、そうは言っても、どのくらい早めに取り掛からないとつらいことになるようなレベルのお仕事であるのかは、経験の浅い人間にはわかりません。本人的には準備はしていたつもりだったんですけど、敵は思った以上に強くて。

 それでも、同僚さんたちのご協力(ご迷惑)をいただいて、なんとか難敵をクリアし、ホッとしています。


 ホッとすると、好きなことをやりたくなります。ssh1113のPM-14SA2の修理もその一つでした。

 今回は、そのあとに着手したSTR-22のリフォームについてご報告いたします。


 ソニーのレシーバー(チューナーとアンプが一体になったもの)、STR-22は、私が大学1年のときにアルバイトして買った思い入れのあるコンポです。メインシステムからはとうの昔に引退してますが、デスクトップシステムの中核として現在も働いています。一時期チューナーの同調がおかしくなりましたが、DIY修理で回復しました。


 今回のリフォームの狙いは以下の2点。

1. ダイヤル照明の2つのランプのうち右側が切れている。

2. FMプリセットチューニングの切り替えプッシュボタンの5つのうち2つが戻りにくい。


 正直言って、この2点は実用上あまり問題はないです。1.については、片方は点灯しているので通電しているかどうかはわかります。2.についても、FMはそんなに聴かないです。

 そうは言っても気分はよろしくない。私の性格として、モノが本来の機能や状態じゃないのはどーもイヤなんです。

 ということで作業に着手しました。



 古くない機器の修理なら部品を交換すればOKですけど、古い機器はそうは行きません。STR-22も30年くらい前の製品ゆえ、部品の入手はまずムリ、メーカー修理ならここでおしまいです。

 しかし、ここからがDIYの醍醐味でもあります。部品がなけりゃ、代わりの方法を考えるまでです。


 一方のFMプログラムチューニングのプッシュスイッチ。こっちはさらに厄介です。根治にはスイッチ交換が必要ですが、そうなると完全にバラして基盤からスイッチを取り外す必要がありますし、そもそも互換性のあるスイッチがあるのかという問題もあります。前述のようにFMはそんなに聴きませんので、そのためだけに危ない橋を渡るのはちょいと不合理です。


 ということで、こんな作戦を立てました。

1. 照明はなんとか代替措置を考える。

2. プッシュスイッチは潤滑などで対応する。

 プッシュスイッチの戻りの悪さについては、それでもなんか手はないかとあれこれ頑張ってみたんですよ。でもダメでした。

 仕方ないので、まず潤滑剤を使いました。いささかマシにはなりましたが、引っかかりはあまり改善されませんでした。

 スイッチの引っかかりが改善されない以上、あとやれるのは、ボタンを戻すバネの力を増すことです。バネが交換できないかなとも思いましたが、ボタンの形状からしてかなり困難です。ここでほぼ万事休す。

 それでも諦めきれず、バネをピンセットでいじくったり、バネとスイッチ後端の間にスペーサーとしてゴムを挟んだりしてみました。すると、完全ではないものの、まあまあボタンが戻るようになりました。


 残るは照明です。

 最初は手元にあった12V10Wの電球で試してみました。8Vのところに12V用の電球なら大丈夫かなと思ったところ、大失敗。発熱が強く、ダイヤルに配光するアクリルのレンズが変形してしまいました。そのあとごく小さな電球も試してみたのですけど、今度は暗すぎました。


 配光レンズに光をしっかり届けるには裸電球ではダメで、反射材で光を送る必要があります。もともとはちょっと厚手の鉄板が反射材兼レンズへの取り付け金具になってるのですけど、電球のサイズが違うのでこれは使えません。放熱のことも考え、缶ビールのアルミ缶を適当に切り、アルミテープで貼り付けました。


 実際に使ってみると、やっぱ右側の方がはっきり暗いですね。まあでも、これまで右側はまったく点灯してなかったわけで、これでよしとすべきでしょう。

 プッシュスイッチの方はと言うと、こちらもまあまあという感じです。10回に1回くらい戻りません。でも数回いじると戻りますから、こちらもこれでよしとします。


 これにて終了、と行きたいところですけど、実は新たな宿題が残りました。

 これまで快調だった左側のイルミが、どうも調子が悪く、ときどき消えてしまいます。検証の結果、どうも電球の中で接触不良が起きてしまったようです。

 実はDYデミオのDIYで学んだのですけど、電球ってフィラメントが切れる以外に、内部で接触不良起こすことがあるんです。フィラメントが切れた電球は二度と点灯しませんけど、接触不良だと付いたり消えたりします。

 点灯しているうちはでだましだまし使うつもりですけど、調子悪くなったら対策しようと思います。対策としては、右側と同じようにするか、あるいは思い切って整流回路入れてLEDに替えるかでしょう。LEDの工作はまったくやったことがないので、挑戦してみたいなとは思ってます。


<2021.12.25.追記>

 だましだまし使うつもりでしたが、左側のランプが早速だまされなくなりましたんで、左側も右側と同様の処置をしました。全体に暗くなりましたが、まあよしとします。我慢できなくなったらLED化です。

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