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ssh1122 DJデミオのスピーカーグレードアップ(1) [DIY記]

<2022>


 DJデミオのフロントスピーカーを交換しましたので、そのご報告。


 DJデミオのオーディオは割といい音がします。すごくいい音ではないですが、少なくともDYデミオよりはずいぶんいい音です。クルマそのものが静かですし。

 だから無理にスピーカーを換えることもないのですけど、オーディオマニアとしては音は少しでもいい方がよろしい。どうせ換えるなら換えたものを長く使ったほうがいい。5年4万kmの中古とは言え、買ったばかりのクルマをDIYの毒牙にかけるのは少々気が引けてもいたのですけど、昨年度末に少額の臨時収入もありまして、エイヤッとばかりDIY交換を決意しました。

 DJデミオはマツダコネクトというシステムが標準です。マツダコネクトはオーディオ・ナビ・様々な装備品をまとめてコントロールします。還暦近いオッサンとしてはなんとも大げさな装備だなと思いますけど、最近のクルマはみんなこんな感じです。ただ、空調でも何でもまとめすぎて却って操作しにくいというケースもあるみたいです。確かに走行中にタッチパネルを操作するのはやりにくいだけでなく危険ですらあります。DJデミオのマツダコネクトは操作用のコマンダーがセンターコンソールにあって、慣れればブラインドタッチできます。

 そういうクルマですので、オーディオのグレードアップをやろうとしても、やれるのはスピーカーの交換くらいしかありません。

 ドアの内張りを剥がすのはなかなか面倒な作業です。

 やること自体は単純でして、必要なネジやコネクタを外してから力いっぱい内張りを引っ張るだけなんですけど、厄介なのがコネクタです。

 ドアの内張りにはパワーウインドウなんかのスイッチがあって、ここには当然ワイヤーハーネスがつながってます。ハーネスとスイッチは脱着式のコネクタでつながってますけど、このコネクタが得てしてすげー固くて、なかなか外れないんですよ。しかもコネクタを外す作業は、剥がした内張りを片手で保持しながらやらないといけない。パレットはなんとか外せましたけど、DYデミオのコネクタは死ぬほど固くて手に負えず、やむなくコネクタを外さず、ロープで内張りをぶら下げて作業したくらいです。

 その点、DJデミオの内張りの設計はスグレモノです。パワーウインドウ類のスイッチパネルが独立している。内張りを剥がす前にスイッチパネルを外してコネクタを両手で外せます。

 さて、好きな音楽を聴きながらゴキゲンで作業をしていたところ、ウーファー交換で早くも問題が発生します。

 純正のウーファーは専用のビス受け(グロメット)にゴツいビスで取り付けられています。ケンウッドKFC-RS174S(なんかフライドチキンみたいな型番ですな)は汎用のトレードインスピーカーですが、そのまますんなりとは交換できません。付属のブラケット(サブバッフル)を使って取り付けるのですけど、これが思いのほか難儀です。詳細は省きますが、付属品だけでは対応できず、手持ちのボルト・ナット・ワッシャをかき集めてなんとかブラケットを取り付けました。

 当たり前だけど、スピーカーは取り付けるだけじゃ音は出ません。ちゃんと接続しないといけない。これがまたまた難儀でして、ケンウッドの付属品にはマツダのコネクタと合うものが入ってないんですね。トヨタやホンダなんかにドンピシャのものはあるんですけど。売る側には売る側の都合があるのでしょうけど、理不尽だなと思いますね。まあでも、マツダ党はこういうのには慣れっこです。

 ウーファーの交換に予想以上に手こずりまして、この日の作業はここで打ち止めとなりました。

 打ち止め後、この状態、つまり新しいウーファーと純正トゥイーターという珍妙な組み合わせで出かけたのですけど、音の変化ははっきりと知覚できました。


 トゥイーター交換については後編。

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