ssh1050 謹賀新年2017&10th Anniversary [ご挨拶&エッセイ]
ssh1021 坊主頭お断り [ご挨拶&エッセイ]
<登場人物>
私・・・某公立高校教諭。全日制英語科クラスの海外研修引率でオーストラリア出張中。Kさんには今回の研修の手配をしてもらっている。オージーイングリッシュの聞き取りに悪戦苦闘。
Kさん・・・オーストラリア在住の日本人女性。オーストラリア人男性と結婚し、現在夫婦で留学などの手配をする会社を経営するキャリアウーマン。英語も日本語も極めて流暢。
<場面>
生徒達が研修する学校での、モーニングティーのひととき。
*******
私: この学校って、公立ですよね?
Kさん: ええ、州立の学校です。
私: 日本の中学生と高校生にあたる生徒が来ているような感じですね。
Kさん: こっちで言うところの7年生から12年生ですね。ここは5歳から義務教育が始まりますから、日本より1年早いです。
私: 先日、日本語の授業のお手伝いをしたんですけど、え〜と、あれ7年生ですか。
Kさん: こちらの学校は7年生で日本語が必修になってるんですよ。
私: え?必修。それはまた、大変な。で、その7年生なんですけど、まあ何というか、なかなか元気というか・・・。先生、ちょっと苦労してましたね。
Kさん: (苦笑)あんまりいい授業じゃなかったですか。オーストラリアの公立校には、入試ってものはないんですよ。ここも地元の生徒がそのまま入って来ていて。だからいろんな生徒がいるんです。ものすごく優秀な子から、その正反対まで。
私: あ、そうなんですか。いや別に非難してるわけじゃなくて、まあいずこも大変だなあと。ウチの愚息たちの中学時代も、教室内はなかなかドタバタしていたみたいですよ。
ssh1001 ブログ再開のお知らせ&開校宣言再録 [ご挨拶&エッセイ]
長〜い中断&移転準備期間を経て(3ヶ月少々)、ようやく本日、ssh ver.2.0をスタートいたします。
10年目に入ったsshは、4月に突如として一時閉鎖&移転となりました。
これはまったく私的な理由であります。
私shiraは長らくso-netのADSLプランを利用していました。月2000円ほどで実用十分な速度が出るため大変気に入っていました。
このADSL回線が今年で廃止になることになっちゃいまして。
で、嫌々ながらプラン変更をすることにしたのですが、ちょっとした手違いでこれまで使っていたアカウントを使えなくしてしまいました。アカウント消滅と同時にブログも消滅してしまいます。
大慌てで過去記事はバックアップしたものの、作業はかなりハードで、再スタートになかなか腰が上がらない状態でした。
加えて、2016参議院選挙を控えて、私自身の軸足はツイッターに移っていました。
参議院選挙が終わり、ようやく落ち着いてsshのことを考える時間ができました。そういう経緯で、ようやく本日、sshを再開することになりました。
ver. 2.0では、記事番号はssh1001からスタートすることにします。これは過去記事(ssh1〜758)を再掲するとき番号が重複するのを防ぐためです。また、ver. 1.0で使っていた「LHR」「放課後」などの別番号は廃止し、すべてssh1001からの連番にします。その方があとで検索しやすいので。
本日は10年前にver.1.0をスタートした時の記事「ssh1 開校宣言」を再掲させていただきます。
LHR104 ニッポンスゴイデスネ雑誌の見出し [ご挨拶&エッセイ]
久々の見出しネタ。
◆◆外国人から見たニッポンは素敵だ! JAPAN CLASS ホワイジャパニーズピープル!?
- ニッポンの”当たり前に外国人が大興奮!
- 日本の”アツすぎる冬”に海外から熱視線!
- 日本犬(特にシバ)のかわいさ、忠誠心に世界中がメロメロ!
- ぐっちーさんの「日本人だけが知らないニッポン経済の底力!」
- ラグビー日本代表に本場から賞賛の嵐!
- ニッポンのお菓子への賞賛がやめられない、止まらない!
- サムライの国の包丁が世界のプロから大絶賛
- メイドインジャパンの筆記具が売り切れるわけ ◆◆
うーーーーーーーーーーーむ。濃いですなあ。広告を見ながらタイプしているだけでお腹いっぱいになってきました。いちいちツッコむファイトが湧きません。
版元の東邦出版は新宿に本社を持つ出版社。スポーツ関係の雑誌や書籍が主力のようですが、中にはくまのプーさん公式ガイドブックとかディズニープリンセススペシャルガイドなんてのも出してます。HPを見る分には、扶桑社みたいにモロにあっちに行っちゃってる会社ではないようです。
にしても、この見出しは相当気持ち悪いですな。「愛国ポルノ」という揶揄があるのですけど、確かにこの見出しにはマスターベーションの臭いがします。他人に見せるようなモンじゃないでしょうという感じの。だいたいJAPAN CLASSって名前からしてよくわかりませんが。ニッポン階級?学級的閉鎖的ニッポン?
もっとも、逆に言えば、21世紀のニッポンにはこのくらいしか威張れることはないという意味でもあるわけで。国際政治や国際経済の面では存在感は下がりっぱなし。もはやこんな些細なレベルでしか誇りを持てないところまで落ちぶれたということでもあります。
この広告は朝日新聞(地方版)の2面で見つけました。広告の真上にあったのは、非行少年少女を自社で雇って更正のチャンスを与え続けているガソリンスタンド経営の社長さんのインタビュー。その対比のあまりの激しさに目がくらみました。
JAPAN CLASS最新号は絶賛、かどうか知らないけど発売中です。本体価格925円。消費税8%は別途申し受けます。
ssh753 Twitterはじめました [ご挨拶&エッセイ]
<2016>
本日、ツイッターを始めした。
SNSにはあまり関心はなかったのですけど。
なんで今頃になってツイッターに手を出したのか?
一番の理由は安倍政権下の社会情勢です。
この情勢に危機感を持っている人々、SEALDsを始めとする多くの人々が、ツイッターで情報を発信しています。
ただ他人のツイートを見ているだけでなく、フォローしたりツイートしたりしていきたいと思いまして、アカウントを取得しました。
ただ。
私shiraは未だにスマホもケータイも持ってないのですよ。
ツイッターっつーても、ツイートはPCからしかできません。こんなんでTwitterの意味があるのか?
まあ、出先からツイートする可能性はほとんどないですけどね。勤務時間にツイートして怒られない公務員なんざ大阪市長くらいのもんでしょう。私ゃそうはいきません。仕事には集中せんと。
ssh本体はこれからも無理のない範囲で続けますので、本体もよろしくお願いいたします。
ssh751 謹賀新年2016 [ご挨拶&エッセイ]
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
2016年年初の御挨拶は、10歳を迎えた校長先生に高いところに登ってもらっての写真であります。
実は校長先生、高いところは苦手です。恐縮の面持ちではなく、高所恐怖症でビビっております。
2015年は非常に重大な年でした。後年の歴史家たちにとって2015年は1600年や1868年や1945年に匹敵する年として述べられることになるやもしれません。それは、2015年9月19日に日本国憲法が時の与党によって正しい手続きを踏むことなく停止されたからです。
今や「憲法を守る」ということを発言するだけでTVから干され警察に職務質問されチンピラから脅迫を受けるのがこの国の状況です。憲法が白眼視されるのは憲法が停止されているからです。
日本が立憲主義を停止し、法治国家から「人」治国家になったのが2015年です。今や日本の正義は法律によってではなく、「誰」がそれを咎めるかによって決められています。やっていいことといけないことの区別は「怖い人」の姿勢によってのみ決まる。政権の顔色・大企業役員の意向・上司の機嫌・チンピラ右翼の恫喝etc.。日本に「法の支配」はありません。法は「怖い人」が他者を攻撃するためにつまみ食い使用するための方便になっています。
強健国家化が一気に進んだ2015年は、これまでほとんどアピールする力を持たずにいた市民運動が大きく発展した年でもありました。
市民運動という言葉がキライなら、学生や市民たちの運動と言いでしょうか。
最初に動いたのは学生でした。組織の力・組織の言葉やイデオロギーに頼らず、自分たちの力、自分たちの言葉と思いによって彼ら彼女らは運動を立ち上げた。特定秘密保護法に反対してSASPLを立ち上げた彼ら彼女らは、しかし当初はしごく小さな運動体で、メディアの相手にしてもらえなかった。しかしSEALDsへと発展した彼ら彼女らは他の市民や団体を引き寄せて、巨大な運動の中心となった。
本当に危機的な状況を迎えた日本に、本当の市民の運動が生まれたわけです。
さて、私shiraの2016年は、2015年よりもちょいと忙しくなりそうです。
ssh750 総閲覧数2,100,000件のお礼 [ご挨拶&エッセイ]
<2015>
開校10年目のsshにご訪問いただきありがとうございます。
このたび、総閲覧数が210万件を記録いたしました。
皆様のご訪問にお礼を申し上げます。
本年度のsshはかなり記事更新がスローになってます。
書くべきこと、書かねばならないことはいくらでもあって、たぶん週に2本くらいは記事化すべきところなんでしょうけど、せいぜい月に4~5本というところで。10月なんかたったの2本です。
もちっと何とかしたいところですけど、ペースはちいとも上がっておりません。
最大の原因は8月以降の体調不良でしょう。
8月に不摂生から胃炎になって、さらにめまいやら何やら発症して、なかなかつらい状況になってました。
現在はかなりマシになってますけど、完調にはほど遠いです。胃腸はときどき不調になりますし、たまに不定愁訴みたいなものも起きてます。
二つ目の要因は、本業の多忙です。
10月は推薦・AOシーズンです。私は連日、生徒に面接トレーニングをやっていました。
その傍ら、11月のダンスフェスティバルの準備をしておりました。毎年のことながらこれが大変で。
三つ目の要因は、書くべきテーマがデカくなったこと。
ご存知の通り、本年9月19日、安倍政権が安保関連11法案を(文字通り)力ずくで採決しました。
私はこれは、日本国憲法を停止するクーデター行為と受け止めています。
とは言え、安倍晋三は軍事政権のリーダーではありません。極端な話、彼が今急死したとして、政権の暴走が止まるようには思えません。
政権の暴走には、もっと根の深い病理があります。その病理は国全体の病理のはずです。
こういうものを相手に、自分の言葉で考えをまとめようとしても、なかなかまとまりません。
敵はその場で思いついたような雑言や他人の借り物の憎悪の言葉をパッパと投げるだけですから、まー大量生産能力がすごい。イヤになりますわ。
まあでも、こういう時期というのは、ときどきあるんですよ。
ssh748 9th Anniversary [ご挨拶&エッセイ]
<2015>
sshの創立記念日、10月20日を今年もコロリと忘れておりました。遅ればせながら9周年のご挨拶をさせていただきます。
ここ数年、創立記念日のご挨拶がドタバタしがちですです。これは主にお仕事の関係です。
10月中旬から11月中旬にかけて、県の高等学校総合文化祭なるイベントがありまして、そのダンスイベントの元締をやらねばならない立場にあります。この時期はその準備にけっこう忙しいのです。
今年は例年になく開催が遅く、11月下旬です。現在、最終的な調整などを行っているところです。
もっとも、今年ssh創立記念日を忘れていたのはそのせいと言うより、むしろ体調の問題です。
放課後99(記事消失)でもお伝えしましたが、この秋は体調不良に悩まされております。
LHR98 気分は悪くないですか? [ご挨拶&エッセイ]
<2015>
<登場人物>
- 私: 某県立高校教諭。献血登録者。学生時代に友人に献血に誘われ、以来たびたび献血をしている。
- 検査係員さん: 献血前に必要な血液検査を担当の女性。
- 看護師さん: 「私」の献血を担当した女性看護師。とても印象のいい方。
<舞台>
「私」が3年振りに訪れた、地元の献血ルーム。
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第1幕 検査の巻
受付と問診(注1)が終了し、待合コーナーで無料のドリンク(注2)など飲みながら検査の順番を待つ私。しばらくすると、呼び出しメロディー(注3)が鳴り、検査室へ。
私: あ、どうも、よろしくお願いします。
検査係員さん: どうも本日はありがとうございます。え~、◯◯さん(shiraの本名フルネーム)ですね?
私: はい。
検査係員さん: では血管を見させていただきます。両腕を出してください。ちょっとゴムで縛りますけど。
私: (お、この人、けっこう力があるなあ。ちょっと痛いくらいだよ。)
検査係員さん: (しばらくして) では右腕で検査をして、左腕から採血ということでよろしいでしょうか?
私: はい、結構です。(右利きだからその方がありがたいし)
検査係員さん: ところで、前回の献血から期間が空いていますので、肝機能の検査が必要になるんです。
私: あ、そうなんですか。(肝機能かあ。大丈夫かなあ、最近よく飲んでるし。)
検査の採血をし、検査結果を待つべくまたまた待合コーナーに戻る私(注4)。まもなく呼出しメロディー。
検査係員さん: お待たせしてすみませんでした。肝機能検査、まったく問題ありません。
私: あ、そうですか。それはよかった。(いや、ホントによかった。)
検査係員さん: では、あちらのベッド(注5)で採血になります。
ssh733 総閲覧数2,000,000件のお礼 [ご挨拶&エッセイ]
<2015>
ssh-スーパー小論文ハイスクールより、皆様に御礼のご挨拶を申し上げます。
この度、総閲覧数が200万件となりました。
これほどのご来校をいただき、大変に嬉しく思います。本当にありがとうございます。
So-netブログの総閲覧数はページビューまで含めてカウントされています。そのため純粋なアクセス数よりも大きな数字となっています。それでも、これだけの閲覧数を頂けるのは幸せなことです。
総閲覧数200万件は、2015年6月18日に記録されました。私の53歳の誕生日です。
6月18日は全世界の人々が祝福する誕生日であります。もちろん全世界の人々がshiraを祝福するワケがありません。人々が祝福するのはポール・マッカートニーの誕生日であります。ポールはこのたび73歳になりました。
ポールと私は誕生日が同じなのです。
この世に幸福な偶然は数あれど、自分にとってのヒーローと誕生日が同じなどという幸福な人間は、そうはいますまい。こればっかりは、カネを積んでも、権力を乱用してマスメディアをアンダーコントロールしても、決して手に入れることのできないことであります。
そういうわけで、200万件のお礼は、ポール・マッカートニーとの出会いについて書いてみようと思います。